1Q84 BOOK3

12件の記録
- 綾鷹@ayataka2025年6月26日壮大で不思議な世界観だったが、一気に読み進めることができた 宗教・SF感が強いスタートだが、最終的に愛というテーマの色が強くなることは意外だった ほとんどの登場人物に共感できないが、牛河だけは例外 彼の過去や彼に対する周りからの目から哀愁や孤独感を感じるが、自分の能力に自負を持ち執念深く仕事に取り組む姿は、唯一共感できる ◾️印象に残った言葉 ・物語の役目は ひとつの問題をべつのかたちに置き換えること ・説明しなければわからないということは、説明してもわからないということだ
- zita@giraffechai2025年6月12日読了再読「もし彼に会えたとして、滑り台の上でいったい何をするんだ?」 「二人で月を見るの」 「とてもロマンチックだ」とタマルは感心したように言う。 -本文p.534
- ほせ@coffee_dog2025年6月9日読み終わった長いような短いような青豆と天吾が会った時に感じた気分を一緒に味わった気がした。村上春樹の小説は自分の中で流れる水みたいなさらさらと流動的で気付いたら心の中に入ってくる感じなのだが、今回の作品は最後まで気が抜けなくてハラハラした。以前読んだ村上春樹の解説本でこの作品に関して実は4巻を想定して書いていたのではないかと書かれていた。確かに、全体としてとても主人公たちにハッピーエンドだと感じていたけれど、みんなにとって未完成なエンドな気もしてきた。1Q84に残してきたみんなはそのままだし、抜け出した3人も元の世界ではなく新しい世界に入り込んでしまったし…だけどその未完成さに今回は元気をもらった。今の現状が気に入らなくて受け入れたくなかった2人が逃げた先で守るべきものに出会い、どんな世界であっても受け入れて挑んでいく。誰かと一緒にいることの強さを感じた。全部を投げ打ってでも守りたいものに自分も出会いたいと思った。なかなか現実の世界では受け入れたくないことも投げ出したくなることも多いけれど自分が大切にしたいものさえなんとかできればいいのではないかと気が楽になった。私が読んだ今までの村上春樹の作品は主人公が自分をどう確立していくかという作品が多かったが、今回は相手を想うという作品でとても新鮮に感じた。楽しかった。
- ロッタ@rotta_yomu2025年5月5日読み終わった読みおわっちゃったよ、1Q84。 GW没入本として存分にさまよいましたハルキの国。わたしは村上春樹によって1Q84という奇妙な世界に連れていかれ、結末を見届け1Q84から戻ってきたわけですが、わたしの中で1Q84が終わらない。 ねえ、エネーチケーの集金人はきっとあの人なんだけど、なんであんな形で現れたと思う?クミの存在って何のために必要だったのかいまいちわからないよー、ハルキはなぜ牛河にあんな仕打ちを?天吾とあの人はやっぱり血が繋がってるとわたしは思うのよね...ねえねえタマルプロがプロすぎんとか、1Q84を知るどこかの誰かとウイスキーなんか飲みながら語り尽くしたい。そう、1Q84は語り合いたくなる。 最後に、1Q84のテーマのひとつに宗教があった。小説全体を通して宗教の強要、宗教ビジネスに対しては一貫して否定的だったけれど、青豆が自分を支えるために青豆自身で信じると決めた神への存在肯定は、書き手としてわたしは村上春樹を信じられるひと誠実なひとだと思った。
- ロッタ@rotta_yomu2025年5月2日読み始めたえええ、おまえ?!!!??!!な、衝撃。ちょっと緩慢を感じていたので(申し訳ない)、おもしろくなって参りましたね〜〜、歓迎しますよ聞かせて頂戴あなたの話を。