目的への抵抗

20件の記録
- ゆらゆら@yuurayurari2025年6月25日読み終わった2つの講演の記録で、前半はコロナ禍で炎上したというイタリアの哲学者アガンベンの発言(=特に、移動の自由まで奪われて何も声を上げない教会の批判)を分析。後半の、消費・必要・目的に取り込まれないための浪費の推奨の話がよかった。そうありたい。 (23.7.9読了)
- -ゞ-@bunkobonsuki2025年5月7日「暇と退屈の倫理学」で世間を席巻した國分功一郎が、その続編と位置付けた新書。 大学生、高校生に向けた講和を書籍化したもので、コロナ禍で起きたとある哲学者の炎上騒動、行政の権力優位など、分かりやすく解説してくれる。 ここから私の感想になるが、この本を読んでいて何度か「手段が目的化している」という言葉を想起した。 目的のための手段が、いつの間にか手段そのものに熱中している。「それは危険なことだぞ」と戒める意味合いで使われる。 たが、それは目的を絶対的に神聖視しているからこそ成り立つ。 もしも目的そのものに危険が孕んでいたとしたら、手段が目的と化すのは、手段が目的を食い止めていると言えるのではないか。 何かと肯定される目的という概念へ、本書は疑問を投げかける。一回は読んでみてほしい。
- ぴー@PARTY_chan2025年5月4日読み終わったラスト数十ページがめちゃくちゃ読み応えあった!それまでと読み進めるペースが全く変わって面白くさえあった😂 自由、遊び、目的。もう一回しっかり読み返したいなー。