水声

11件の記録
- タレ@miki_nike2025年9月2日読み終わった@ 昭和の家 縁側カフェこれも江國香織さんの読書エッセイ『読んでばっか』から。 水がまじりあうように、生死や時の流れや男女ふたりの境い目があいまいになっていく。 静謐な文章と徹底的な主観で描かれる世界に、このふたりの関係がとても安心なもので、当然の帰結であるように思えてくる。 とてつもない吸引力を持ったママの気配が、作品全体に漂っているのも印象深い。
- 猫@mao10122025年3月6日かつて読んだ不思議な家族。私が気になって読む物語の本には、自由奔放で子供らしい「母親」が出てくる物語が多い。この本に関してもそうで、都たちの「ママ」は少し人とは違う。死人に口なし。不思議な本だった。まさに本の名前の通り、するすると流れる水のようなお話だった。
- はぐらうり@hagurauri-books2023年10月9日読み終わった川上弘美の小説は安易な共感を許さない感じがして好きだ。ともすると自分が物語の上を滑っている気がする。力を入れて潜って把握して噛み砕いて飲み込んでやっと終わる。いい疲労。
- 喫茶ジャルダンの本棚@july_reading_19752023年5月22日借りてきたかつて読んだ図書館本少し複雑な家族構成の中で、母の死をきっかけにいろいろ思い出したり、前に進んだり。ある意味ハッピーエンドなのかも。