影をなくした男
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ピエ@pie_2022026年1月21日読み終わった無限に金を取り出せる革袋と引き換えに、自分の影を失った男。金さえあれば安逸な人生を送れるかと思いきや、影のない人間など誰にも信用されず、方々で忌み嫌われ…という寓話のような中編。 件の革袋や七里靴など昔話でおなじみのモチーフが出てきて面白かったが、主人公シュレミールの嗜好には近代的なところがあり、これは作者自身を投影しているのかな…と思いながら読んだ。 訳者あとがきから、確かにシュレミールには作者シャミッソーと共通する部分もあることが分かるのだが、一方でシャミッソーは「影をなくした男」が「祖国をなくした」かれ自身を示唆していると読まれることは否定していた(シャミッソーはフランス貴族の生まれだが革命を避けてドイツに逃れてきた過去を持つ)。 私たちは作者に似たところのある登場人物を見つけると、「これはきっと作者の分身だ」と考えてしまいがちだが、作者が明言していない限り、安易にそのような読みをすべきではないなと考えさせられた。 この本はきっかけも覚えていないほど以前から読みたいものリストに入れていたが、本屋でふと見かけて買った。こういった薄い文庫本は持ち歩きやすくて好きだ。

いずも@izumo_izumo2025年8月26日読み終わった価値のないと思われる影を渡し、引き換えに幸せを手に入れようとするけど、うまくいかない。むしろ呪われてしまう。。 こういう小説もあるんだと、ふむふむ。
sui@suibook2025年4月25日読み終わった借りてきた参考文献として、借りてきた② 影とはユングによると、「自分自身について認めることを拒否しているが、それでも常に、直接または間接に自分の上に押し付けられているすべてのことを人格したもの」






