一気に最新刊まで読んでしまった……魔法のもつ業の深さ。ひとの人体を救う魔法は、悪用されかねない禁止魔法。でももし目の前で大切なひとの命が失われつつあるとしたら使わずにいられるのか……。目の前の災害から人々を救うことと、その魔法のせいで起こるかもしれないあらゆる災いを防ぐために掟を守ること。倫理や哲学の問い。そしてなにより圧倒的な画力！装飾的なコマ割りがすきですきで……モノクロの誌面から色彩が溢れるように感じる。めっちゃいい。

希望が見えてきたと思ったら、魔警団からの横槍… 味方になったと思っていたのに、人の考える正義が奥深くて難しい… シリアスな展開の中に、ちょいちょい挟まれる独特の擬音語が面白い。 ウトウィンがソワソワする時の「ウト　ウィン　ウト　ウィン」とか（笑） 絵も相変わらず綺麗で、迫力あってカッコいい！

続きが気になりすぎる。物語の力がすごい。読み終わってもドキドキする。なんでかわからないけど、このマンガを読んでると泣きそうになるん。決して優しいだけの話ではないのに、なんとなく守られてる？ハグされてる？感じみたいな。素敵な物語