絵画をみる、絵画をなおす 保存修復の世界
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くにっち@kuni2026年9月12日読み終わったとても面白かったです 偕成社の「みんなの研究」シリーズ。他のも読んでみようと思います ------------------------- ・美術作品の保存修復をするときには、作品の「美しさの価値」と「古さの価値」の両方を尊重することが大事 ・修復家の一番大事な仕事は、目の前の作品を「きれいにする」「もとの状態にもどす」ことではない。なによりも、その作品が「どのようにつくられたか」を解明することが重要(材料、技法、表現したかったことなど)。その結果として、修復する必要はないという結論をくだすこともある。 ・作品は、それを保存して修復してきた人びとが「何をしたか」「何をしなかったか」の意思決定のつみかさねのうえで、いまの「顔」を手に入れている ・正しい保存修復について考える修復家や美術史家があらわれるのは19世紀。それまでは主に芸術家が修復を行っており、「よりよく」作り変えられることもあった ・修復の世界の4つのルール。①あとからやり直せる方法で修復すること、②作品が何で作られているか調べること&新しい材料で修復するときはもとの材料との相性を確認すること、③修復した場所がどこかわかるようにしておくこと、④修復は必要最低限にとどめること ・重複は諸刃の剣。例えばレンブラントの『夜警』。『夜警』とは通称。もともとの舞台は夜ではなかったのに、修復で使われた作品保護用のワニスが変色し、どんどん暗くなっていってしまったため。
まめご@mmg_862025年9月16日読み終わった修復家の仕事とは、そもそも修復するとはどういうことか、近年増えている絵画や彫刻のような定まった形を持たない作品や経年変化も要素として含まれる作品を、これからどう保存修復していくのか、修復家であり修復そのものの研究者でもある著者が丁寧に説明してくれる。 読者の対象が小学校高学年からのようで、普段知る機会のない修復の作業についてや、概念的になりがちな芸術学に関わる話もとても分かりやすい。 作品や美術史を解説する本は今までも読んできたけれど、修復についてきちんと説明してくれる本は思えば初めてだ。 美術館で、目の前の作品が作られてから今ここにくるまでにどんな経験をしてきたのかにも思いを馳せられると、もともと好きな美術鑑賞がさらに楽しめそうで嬉しい。








rina@r_1_n2025年9月5日読み終わった図書館本図書館の児童書コーナーで見つけて借りた本。 子ども向けということもあってとても読みやすく、初心者にはピッタリだった。 「修復家は、つぎのだれかにバトンをわたすリレー走者のようなもの。」という言葉にグッときた。









読書日和@miou-books2025年5月7日読み終わった漢字にルビが振ってあるし、児童向けだと思うけれど、絵画に疎い私にはぴったりの内容でした。 おすすめ本です。 大切なことは何度も繰り返してくれるし、分かりやすく説明してくれるし、こういう本に子供の頃出会っていたら、どうだったかなぁ?とか思ったり。 それにしても「展覧会コンサバター」というお仕事、この本で初めて知りました。 ちょっと前に彬子女王の「赤と青のガウン」で大英博物館のコレクションに関わる部分を読んで、知らない世界を知ったつもりになっていたけれど、世の中まだまだ知らないことって多いよね。 修復家の一番大切な仕事は、目の前の作品を「きれいにする」「元の状態に戻す」ことではなく、作品が「どのように作られたのか」解明すること。覚えておきます。 今でも過去の偉大な芸術家たちの作品を目にすることができるのは、修復家のおかげ。 芸術に携わっているけれど、自分を前面に押し出すことなく、あくまで次の時代へバトンを渡すリレー走者のような立場でいること、こうした目に見えない修復家たちのおかげなんだと思うと、美術鑑賞をするときの目線、心構えも変わってくる(気がする、せっかくなので実践したい)。 巻末のブックガイドもメモしたので読まねば。
































