椿の海の記
57件の記録
琉璃@ruri-xxx2026年6月21日読み終わったゆっくりと読み進めながら、海や空の色、風の香り、花の可憐さなどを心に浮かべていた。 水俣にかつてあった光景のきらめきを想像すると、失われたもののあまりの大きさに胸が痛む。

村雨菊@carameltomato2026年6月19日読み終わった4歳のみっちんの視点を通して描かれる世界は壮大で、深淵で、残酷で悲しいのだけど美しくて、凄まじかった。 教科書で名前しか聞いたことがなかった水俣という地には、豊穣なる自然、神々、人々の暮らしや命、喜びや悲しみがあったのだという当然のことが、鬼気迫る仕方で伝わってくる。




匙@sajisann2026年6月12日読み始めた幼い道子の母方の祖父・松太郎の妻・おもかさまは精神疾患を患い、ぼろぼろの着物でさまよい、盲目で、片足は象皮症だった。“神経殿”の彼女の代わりに“権妻殿”のおきやさまが松太郎の営む宿を切り盛りしている。 おきやさまは道子を可愛がってくれて優しいが、村の女衆はおきやさまを「前の生はけだもの」と罵る。 寺の坊さんは嫁姑、本妻、権妻と家の中の女たちの心には鬼が住んでいると戒め、「ことにおなごの衆というものは生まれながらにして三千世界に家なき身、行って定まるところはお念仏しかない。」と説く。 そこで権妻をもった男性は透明化され、けだものとは女たちみんなのことだ。滑らかな家父長制の描写。




がんじ〜@ganjiii2026年5月30日読んでる棕櫚、蓬、莢・・・使われている漢字さえ美しく、紙に印刷されたそれらを見ているうちに時間が過ぎていく。解説に書かれてある通り、時間をかけてゆっくり読みたい本。
琉璃@ruri-xxx2026年5月26日買ったかつて読んだ人は大地や海とつながっている存在なのだ、ということを忘れないために読み返そうと思った。 自分は大きな循環の中の小さな一粒なのだということを語りかけてくるような作品。



むくげ@hachisu_no_flower2026年3月17日読み終わった生活を書く、ということを感じさせられる作品だった。この作品には盛り上がりやどんでん返しというものは希薄で、ありのままを一文一文に込めて丁寧に描くということが徹底されている。 また、主人公のみちこ(みっちん)の目を通して、みちこの視点から世界を映し出しているように感じた。特に前半部分は顕著で、みちこ自身のことではなく世界の描写がとにかく続く。四歳のみちこと世界がまだ未分化の状態だからだろうか。 一方、後半部分は前半部分と比べてみちこのパーソナリティに焦点が当てられている。時間を経るにつれて、大人が自他の境界を持つように、世界から切り離されつつある状況を示しているようにも考えられる。 『苦海浄土』をまだ読んでいなかったのが少し悔やまれる。
まつこ@matsuko--Books2026年3月2日読んでる音読読書会課題本音読をしている。 最初は噛み噛み...慣れてくると つるつる滑って内容が入ってこない... それからだんだん、読めてきて、 初読のような感覚を味わえたりもする。 詰まらず上手く読もうとすればするほど、 テキストとの距離が広がる気もして、 音読の深みを初めて知る。おもしろい。 『〜石牟礼道子を読む〜読書会』📚 輪読をします。 自然と人間の繋がり、生命(いのち)を 詩情豊かに描いた石牟礼道子の世界を 頭で理解するだけではなく 体感する場になればと思っています。 【参加者募集中です♪】 https://www.instagram.com/p/DT7UAUjE4v_/?igsh=MTJxM3FkOW1oZmppcQ==




まつこ@matsuko--Books2026年2月3日大切な本読書会課題本『〜石牟礼道子を読む〜読書会』📚 自然と人間の繋がり、生命(いのち)を 詩情豊かに描いた石牟礼道子の世界を 頭で理解するだけではなく 体感する場になればと思っています。 【参加者募集中です♪】 https://www.instagram.com/p/DT7UAUjE4v_/?igsh=MTJxM3FkOW1oZmppcQ==





まつこ@matsuko--Books2025年9月4日まだ読んでる心に残る一節人の言葉を幾重につないだところで、人間同士の言葉でしかないという最初の認識が来た。草木やけものたちにはそれはおそらく通じない。無花果の実が熟れて地に落ちるさえ、熟しかたに微妙なちがいがあるように、あの深い未分化の世界と呼吸しあったまんま、しつらえられた時間の緯度をすこしずつふみはずし、人間はたったひとりでこの世に生まれ落ちて来て、大人になるほどに泣いたり舞うたりする。そのようなものたちをつくり出してくる生命界のみなもとを思っただけでも、言葉でこの世をあらわすことは、千年たっても万年たっても出来そうになかった。




朝稲 青沙@aosaaosayomuyomu2025年7月28日読んでるまだ読んでる197ページにジャノヒゲという植物の説明があって、実家の庭にも生えていたのではないかと検索するとやっぱりそうだった。青い実を摘み取っておままごとに使っていた。植物ひとつのことで、ここまで美しい文章が書けることに感服する。
朝稲 青沙@aosaaosayomuyomu2025年6月18日読んでる京都行きの新幹線の中で読んでいた。 「世良博士がな、数々解剖も手がけたが、これほど美しか、立派なよか肺を持っとる娘は、見たこと無かち、そがんいわいたぞ」と言って泣く亀太郎のくだりに胸打たれた。
















































