名もなき人たちのテーブル
26件の記録
MizMiz@MizMiz2026年2月18日読み終わった21日間という船旅で一緒になったからこそ過ごす濃密でそこだけの限定的な関係。悪童たり3人を取り巻く、下座に座る名もなき人たちが持っているささやかな謎と物語。時に怪しい男爵や病気の大富豪、常に監視されている囚人との絡みで物語が膨らむ。船上と下船後の関係の変化を対照的に織り交ぜながら、特別な瞬間は一生を変える。静かな語り口の物語。






ekmiico@ek-wine19722026年1月5日読み終わったお正月、じっくり味わいながら読みました。名もなき人たちとの名もなき会遇が、なぜこんなに印象的なのか。完璧なタイトルに、完璧な装丁も素晴らしい。




Anna福@reads--2503092025年10月19日読み終わったスリランカからイギリスへ向かう客船の旅を舞台に、最も下座のテーブルを意味する「キャッツ・テーブル」に集う名もなき人々。語り手である11歳の少年が、大人になってからその航海を回想する。 船内で悪童三人組が繰り広げる、倫理を逸脱した数々の行動―一等客室のビュッフェを荒らし、嵐の甲板に自らを括りつけたり、犬が貴族を噛み殺す事件まで―は、少年期の無邪気さと残酷さが入り混じるその描写には、大人として親の立場としては、頭を抱えてしまう。 とはいえ、静かな語りの中に潜むミステリーや、閉ざされた空間での21日間が生み出す一時的な親密さの反面、下船した瞬間、まるで夢から覚めたかのように、かつての仲間たちは「他人」へと変わっていく―その儚さ。


Anna福@reads--2503092025年10月17日まだ読んでる『カレーラーメン』滝口悠生著 には、スリランカからイギリスへ移民した家族が登場する。 奇しくも本作の舞台も、スリランカからイギリスへ向かう客船内であり、シンハラ人とタミル人、さらにはシャカ族ゴータマ・シッダールタはアーリア人なのかドラヴィダ人なのかという問いにまで思考が及び、つい深掘りしてしまって、なかなか読み進められずにいる。でもこれが読書の醍醐味ですね…



















