わたしの名は赤(下)新訳版
8件の記録
ひなこ@hnk9272026年7月21日読み終わったすごい本を読んでしまった@ 自宅ようやく読み終わった!オスマン帝国のこともイスラム教のことも何にも知らないまま読んでたのであまり面白さが掴めず、何となく上巻読み終わったタイミングで挫折してしまっていた(それでも単純な文章の力だけで上巻読めてしまったのは恐るべし…)。 COTENRADIOを聴き始めてから不意に思い出して再チャレンジしたところ、面白すぎて、読み終わった上巻からもう一回読む羽目になってしまった。 何よりも、細密画(と細密画家達)とオスマン帝国(とオスマン帝国民達)が同じ構図で描かれ、読み進めるにつれその運命が示唆される展開が美しくて哀しい。 ここから産業革命、第一次世界大戦、トルコ革命が待ってると知ってる側からすると、この「落日」をピンポイントで切り取る舞台設定に痺れる。さすがはノーベル賞。読み応えすごかった。



- らくだ@sohmen2026年7月4日読み終わった伝統を守るのか、西洋文化を取り入れるのか、一度取り入れたら西洋文化に染まってしまうのか、うまく融合できないのか。 細密画の様式美は厳しく、西洋の遠近法を取り入れることは単なる技法の変更ではない。アイデンティティの喪失になる。 しかし、変化は必然で、時代の流れには抗えない。 新しいものに価値を感じつつも、それを認める恐怖もある。 というジレンマ。

- 晴月@tmm-sd2026年6月15日読み終わった殺人犯は見つかったけど、「そうだったのか!」というすっきり感はない。ちゃんと話を読み込めてないのかも。全体的に難しい‥。 相変わらずヒロインのシェキュレはわけわかんない女で好きになれない。 あまりハマれないまま終わってしまった。

りなっこ@rinakko2026年2月13日読み終わった再読。素晴らしかった。舞台は16世紀末、栄華に影の差すオスマン帝国イスタンブル。イスラムの細密画や装飾写本の美麗な世界が、西洋絵画の手法を知ってしまった絵師たちの懊悩とともに描かれている。神の視点を探求し、痕跡を残さない様式美を極め、最後は盲目になり光を失うのが彼らの本来の理想だ(でも、自分と他者とを区別されたいとは全く思わないものだろうか…いや…)。 語りの絡繰りも秀逸で、とりわけ“わたしの名は赤”の章は短いけれど鮮烈なイメージがここから全篇に行き渡るようだった。(シェキュレの強かさも存外好きでしたw)











