

きのしたことり
@bennynjets_9223
- 2026年2月18日
ヨーゼフ・メンゲレの逃亡オリヴィエ・ゲーズ,高橋啓かつて読んだ@ 湯河原町映画化されるとのことでこの本の思い出と感想をつらつらと。 数年前、会社員としての文法に身を浸して生きることに消耗し、逃げるように湯河原の温泉宿を予約した際に積読消化として持参して読んだ。 明らかに癒しの湯治を求めた旅先で読む本ではない。だが、人生においては、殊にファシズムの足音が近づいてくる昨今においては、間違いなく読むべき一冊である。 ヨーゼフ・メンゲレは、ナチス政権下で優生思想の下、残虐な人体実験を数々行った人物で「死の天使」の異名を持つ。そんなメンゲレは戦後南米に逃亡し、ついぞ司法による裁きを受けることなくこの世を去った。 事実と罪が明らかにされないまま遺された者の虚しさを偲ぶだけで心が裂けそうだし、その後数々のホロコースト否認が行われたこと(実にとんでもない話だ。知らない人はアーヴィング対ペンギンブックス・リップシュタット事件等を調べてみて)を考えると彼の罪が裁かれず証言が得られなかったことは大きな損失だが、この作品はその失われた時間と事実を緻密な取材と資料収集で可能な限り炙り出し、「死の天使」がいかに卑劣で自らの罪に向き合おうともしなかったかを克明に描く。彼の心情や一部の動向は創作だけれど、その創作は遺された者に寄り添う支えとなるだろうし、同時に忍び寄るファシズムをうち払う灯火にもなると思う。 なぜ同じ人間が史上稀に見る残虐な行為を当たり前のように行ったのか、その人間は何を考えていたのか。そこに想いを馳せることは決して無駄ではないはずだ。 ちなみに湯河原は川のせせらぎと山の緑に囲まれた穏やかな温泉町で、お湯がとても滑らかでこの重たい本を読破する支えになってくれた。
- 2026年2月16日
英米文学のわからない言葉金原瑞人読んでる翻訳Kindleで読み始めた。エッセイでもあるのでとても面白いし自分は映像翻訳修行中の身だけれど、出版翻訳における訳注の付け方のエピソードなどがとても新鮮だし勉強になります。色の文化圏ごとの捉え方などもとても勉強になる。楽しく読んでいます。通読してよければ(たぶん良いので)紙でも買っておきたいな。 - 2026年2月14日
死ぬまでに行きたい海岸本佐知子気になる読みたい - 2026年2月14日
短くて恐ろしいフィルの時代ジョージ・ソーンダーズ,岸本佐知子気になる読みたい - 2026年2月14日
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- 2026年2月9日
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ホモ・サケルジョルジョ・アガンベン,高桑和巳かつて読んだ読んでる再読中 - 2026年2月9日
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人びとの社会戦争益田肇気になる読みたい - 2026年2月9日
ノン・ルフルマン原則と外国人の退去強制安藤由香里読みたい - 2026年2月9日
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戦時期日本の精神史加藤典洋,鶴見俊輔読んでる - 2026年1月28日
ポピュリズムの仕掛人ジュリアーノ・ダ・エンポリ,林昌宏かつて読んだ読んでる再読中@ 自宅 - 2026年1月23日
群衆心理ギュスターヴ・ル・ボン,桜井成夫かつて読んだ再読中 - 2026年1月1日
- 2026年1月1日
魚が存在しない理由 世界一空恐ろしい生物分類の話ルル・ミラー読みたい - 2026年1月1日
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