青い星、此処で僕らは何をしようか
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隅田川@202506282025年10月29日読み終わった詳細より ミュージシャンと歴史学者。 偶然、同年同日に生まれた2人が邂逅し、 対話を始めたーー 新聞、映画、往復書簡、フィールドワーク… この半世紀の問題を丹念に学び、 100年先に向け探った、自分たちの時代の「抗い方」。 ーー終章よりーー 生産や消費の多寡ではなく、分解が大事なのだというような発想で、未来について考えたい。伸び代はきっといくらでもあるし、何かを損なうことなく、僕らは豊かになれると思う。根拠はない。けれども、そう真剣に信じている。みんなでやり直そう。--後藤正文 本書のタイトルは、青い星「を」どうしようか、という問いではない。青い星「で」どうしようか、という問いである。青い星は、誰のものでもなく、誰のものでもある。だからこそ、同じ惑星をシェアするには、率直な言葉の交換が必要である。本書がそのひとつとして、未来の青い星の共同使用に貢献できれば幸いである。--藤原辰史 第1章 Back to 1976.12.2 〜生まれた日の新聞を読む 映像をめぐる往復書簡1 『阿賀に生きる』 第2章 一九七〇年代前後の人間と環境の破壊 映像をめぐる往復書簡2 『意志の勝利』 第3章 社会を体で鳴らせ 〜上勝というフィールドに立つ 映像をめぐる往復書簡3 『アメリカン・ユートピア』 終章 青い星、此処で僕らは何をしようか
aino@aino82025年10月28日買った読み終わった読みやすい語りで、難しくて複雑なこと、簡単に答えが出ないことが書かれていて、読んでいる間とても苦しかった。戦争と向き合うキャンペーン(?)はここ数年細々とやってきたけど、戦後の公害や高度経済成長にも向き合いたい。つらい。 高市政権が本当に不安。豊かさとはお金をたくさん稼ぐことだけではないはずだし、終盤に出てきた分解していくことについて可能性を感じた。
kirakira30@kirakira302025年5月4日買った読み終わったまた読みたい学び!藤原さんの「分断しないとダメなんです」という一言から後藤さんが考えたことが心に刺さる。世界でも日本でも、私の身近なところでも、「分断したくない」という声が聞こえてくる。ただの攻撃になってしまうのは良くないが、分断しないようにというマインドにずっと引っかかりを感じていた。分断しているのに、していないフリをしたって意味がないどころか、余計に分断は深まるばかりだろう。それより藤原さんの言うとおり、「分断しないと、我々がどのような点で対立しているのかがわからない」。 お2人の柔らかな思考にハッとさせられることがたくさんあった。ずっと手元に置いておきたい。折に触れて読み返したい。















