往復書簡 限界から始まる

15件の記録
- m@kyri2025年6月26日かつて読んだひらりさ+上坂あゆ美『友達じゃないかもしれない』読んでこの本のことを思い出したのだけどそういえばこの本他ならぬひらりささんから勧められたんだった…と思い出した (昔ひらりささんとTwitterのspaceで話したときに教えてもらったんだった)
- Ken@ken_book_lover2025年5月30日読み終わった二人の往復書簡、めちゃくちゃ響いたのです…。自分のパンツを被ってオナニーをするバカな生物(男)と真面目に対峙する価値はあるのかと問う鈴木に対し、男なんてというのは冒涜であるという上野。風俗嬢の主体的な言葉を奪われたくないという鈴木に対して、それが男を免責するという上野。 男性の一人としてこの書簡をどう受け止めるのか、よく分からんというのが本音。その戸惑いの1つの要因は、圧倒的に二人がヘテロセクシュアルの男性と女性を語っていたから。改めて、ジェンダーが語られるときのセクシュアリティの後景化を感じた。 例えば、「女を買う男」という構造的なジェンダー非対称性を問題にする上野に対して、ゲイ/レズビアン風俗についてはどうなのかと問いたい。上野のロジックなら同性愛風俗は肯定されそうな気もするが。一方、若いイケメンを買うおじさんに対しては鈴木の目線は同じように当てはまるのだろう。 鈴木の経歴的に「性」の話題多めではあったものの、独身者の辛さ、結婚に対する焦燥感みたいな極めて「普通の話」も出てきたのがとても良かった。上野の凄さ、個人的には独身を貫いたことだと思っており、その上野から鈴木に宛てられた言葉は最高に良かったのでした。色んな女性に届いて欲しい。
- 彩@Alice2025年3月9日読み終わったあるpodcastでこの本が紹介されていて、その際に話されていた「ウィークネス・フォビア」という考えについてもっと知りたいと思ったことがきっかけで読むことを決めた本。 おふたりの言葉に共感し感銘を受けるだけでなく、知的好奇心を刺激された。また、それぞれがお相手の考えを知ったことで新たな自分に出会う様子を見たことで、人は何歳になっても成長することができ、新たな自分に出会うことができるということが分かり嬉しかった。伝える相手が1人であるということが往復書簡の良さであると感じた。