悲しみの歌

悲しみの歌
悲しみの歌
遠藤周作
新潮社
1981年6月29日
21件の記録
  • 『海と毒薬』の続編。時代的には70年代中盤の話。まず出不精の私でも比較的よく行く新宿を舞台にしてるから土地勘としてわかりやすいのはよかった。 連載小説らしい大衆小説らしい、良くも悪くも俗っぽい展開がここのところ初期の小説を読んでいた私には変化を感じて面白く感じた。深刻な話でも、遠藤周作のもう一つの側面であるおふざけ的な視点が出てくるから、そういうのもあるのかもしれない。狂言回しの使い方も効いてる。といってもあの続編なのだからシリアスで毒味は残ってるし、また問題を投げかけているんだけどね。 その投げかけた問題については、私自身も当事者性があるので実はここで突きつけられるとは思わなかった。そして私も両義的に考えている。 【⚠️ここからは一種のネタバレ】 ええと15分だっけ?30分だっけ?とにかく「その人の生きてきた文脈を無視して、本当に数分話を聞く程度で引き出した発言によって人格を断定できるのか?」っていう疑問を投げかけるくだりがあるのだけど、今なんて140文字、いや1文そこらで断定されて正義の鉄槌振り下ろされる。一種のリンチ。 でもいわんとしていること、やってることは現代に通じるし、人間ってツールが変われどやることそこまで変わってなくないか?と思いました。変わらず「良心」がテーマになっている。 でも今回の主要なテーマは「疲れ」なのでしょう。バーンアウト。『海と毒薬』にもあったそこの部分を掘り下げたんだろうけど、その疲れというものがわかるようになるお年頃だなと思ったら遠藤周作自身がこれ書いたとき今の私の年頃だったようです。 あと、そうだ、この時期の小説には特にありがちなんだけど、あらためて、もう30年ぐらい前に読んだ斎藤美奈子さんの有名な書評エッセイを読み返したくなった。本書の話もあったかは記憶にないけど。
  • tony_musik
    tony_musik
    @tony_musik
    2026年5月10日
    「海と毒薬」の30年後を描いた続編。煙立つような昭和の新宿の描写が素晴らしかった。前作の事件から逃れられない主人公やその周辺の人びとに巻き起こる出来事があまりにも辛く、終盤の海に行くシーンでは涙を堪えられなかった。
  • nori
    @eighth_children8
    2026年2月8日
  • ケニー
    @kenny_009
    2026年1月25日
  • cleardancer
    @miyu_CH
    2026年1月14日
  • q
    @qrg
    2026年1月3日
  • Komami
    Komami
    @koma_mi123
    2025年12月30日
  • 八
    @Hachi8
    2025年12月15日
    「海と毒薬」の続編
  • つぐみ
    つぐみ
    @hatsumikage
    2025年10月16日
  • 『海と毒薬』の続編ということで一気読み。長崎の遠藤周作記念館へ行きたくなった。
  • さゆ
    @d0220a
    2025年5月28日
  • yayano
    yayano
    @yaya7
    2025年4月22日
  • ぽち子
    ぽち子
    @pochi_co31
    2025年4月15日
  • m
    m
    @mai-sanctuary
    2025年3月7日
    勝呂医師の優しさが好き。だけど世間は優しい人より優しそうな人が好きなんだろうなと思うと悲しくなる。
  • 読み終わったあと、ずっとこの連作のことを考えていてこういうの久しぶりだなと思った。傷つく。
  • Misasa
    @Misasa_
    1900年1月1日
  • 志木
    志木
    @sd2014ym
    1900年1月1日
  • エ
    @ed__st__
    1900年1月1日
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