

tony_musik
@tony_musik
音楽 / アート/ 映画 / 現代思想 / ラジオ / 背景画は映画『女神の見えざる手』
- 2025年9月15日フランケンシュタインメアリ・ウルストンクラフト・シェリー,小林章夫読み終わった『批評理論入門』のために義務的に読んだが、愛の裏側で密かに熟成され発露される悪と、それをとりまく登場人物たちのひたむきな感情の吐露が折り重なる静かで美しい文章に感動した。自然の描写が美しく、紀行的な要素もあり、とても楽しめた。
- 2025年9月7日福沢諭吉「学問のすすめ」 ビギナーズ 日本の思想佐藤きむ,坂井達朗,福沢諭吉読み終わった通義・天の道理の重視、自由と自立・国家の独立、社会契約と法への主体性、専制抑圧の気風からの脱却、怨望の防止、そのすべてのために「学問を学ぶ」必要がある。近代日本の偉人というイメージのせいで誤解していたが、福沢は予想以上にリベラルで人間味のある人だった。
- 2025年9月5日MY WAY -J自伝-J(ジェイ)読み終わったLUNA SEAのベーシスト、Jの自伝。スタンダードを目指す冷静な目線とストイックなこだわりに感動。これまでのインタビューで聞いたことのない話が多かったのでファンは必読。
- 2025年9月2日プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神マックス・ヴェーバー,中山元読み終わったキリスト教徒にとって、倫理的に生きようとすること(プロテスタンティズムの倫理)と、金を儲けること(資本主義)がなぜ両立するのか、天職と禁欲を鍵に解き明かした本。ピューリタン、再洗礼派、クエーカー派、メソジスト派、敬虔派など、プロテスタントの宗派についても勉強になった。
- 2025年8月30日
- 2025年8月30日
- 2025年8月30日
- 2025年8月30日「あの戦争」は何だったのか辻田真佐憲読み終わった戦前・戦中の日本を振り返り、当時掲げたアジア主義の潜在的な力とその主体性を冷静に再評価し、未来につないでいくことができないかを提案する「前向き」な歴史の本。
- 2025年8月30日自由論ジョン・スチュアート・ミル,John Stuart Mill,斉藤悦則読み終わったトクヴィルの延長で興味を持ち手に取った。民主主義における多数者の専制に対してどう向き合うべきか。他者危害の原則、表現の自由、私的領域と公的領域など、現代の考え方の基礎となった一冊。
- 2025年8月30日
- 2025年8月6日ラーメンと瞑想宇野常寛読み終わったエッセイ?論文?グルメ紀行?それはさておき、恐れと悲しみの中を生きる者=Tさんと宇野さんとの対話がめちゃくちゃ面白かった。「獣(ラーメン)の世界に物語はなく、神(瞑想)の世界に幻想はなく、獣と神(ラーメンと瞑想)の世界には、過去も未来も演劇性もなく」
- 2025年8月3日「差別」のしくみ木村草太読み終わった「差別のしくみ」を憲法学者がロジカルに説いた本。諸概念の類型や平等原則等については納得しながら面白く読み進められたが、海外の論文を紹介しているパートはあまりに難しく、付いていくのが難しかった。
- 2025年8月2日民主主義とは何か宇野重規読み終わったあの政党の躍進をきっかけに民主主義への懐疑が生まれたため手に取った。現在当たり前のように「善きもの」とされている民主主義は歴史的に常に批判に晒されてきたものであり、我々はそのシステムへの「参加と責任」を引き受け続けなければならない。
- 2025年7月27日エモさと報道大澤聡,山本章子,東浩紀,武田徹,江川紹子,西田亮介読み終わった新聞の「エモい」エッセイ的記事=エモ記事の是非をフックに、日本の「トラストな情報基盤」の持続可能性を論じる。良い意味で空気を読まない西田さんの良さが出ている本。地方の共同拠点というアイデアは公共性が高いと思うのでぜひ実現してほしい。
- 2025年7月19日
- 2025年7月19日
- 2025年7月12日
- 2025年7月11日成瀬は信じた道をいく宮島未奈読み終わった『天下』が面白すぎて、すぐに続編を買ってしまった。引き続き、成瀬に振り回されながら変容していく人びとの目線で物語が描かれる。今作は特に、ほとんどの男性キャラに無垢で天然な役割が与えられていることから、成瀬の「父性」がいっそう際立っている。
- 2025年7月7日成瀬は天下を取りにいく宮島未奈読み終わった昔営業をやっていたころに西武大津店や平和堂には行ったことがある。成瀬が憎んでいるであろうイオンモール草津店には数えきれないほど足を運んだ。こんな何の自慢にもならないはずのことが小説を読むにあたって役に立つ日が来るとは思わなかった。 面白かった。最後の話は感動して泣いてしまった。 他者の気持ちを懸命に理解しようとしながらなお「平和堂がないことなど、すぐに慣れてしまうだろう」と断定してしまう未熟さが切なくて、印象に残った。
- 2025年7月6日
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