さらば,男性政治

さらば,男性政治
さらば,男性政治
三浦まり
岩波書店
2023年1月24日
12件の記録
  • くりこ
    くりこ
    @kurikomone
    2025年9月23日
    なかなか面白かった!(というのも六月から某政党のお手伝いをしてて、色々モヤモヤすることがあったので考えるヒントをくれる本) 最後の章に少しだけフェモナショナリズム(女性の権利や、安全を守るという名目で、移民排斥を訴えるナショナリズム。 少し前に「移民が増える!」と騒いでたJICA解体デモが、緊急避妊薬の薬局販売解禁に飛び火して 彼らが「移民が女性をレイプする!」と言い出したのがフェモナショナリズムのいい例)の解説があるのも良い。 この本はまだ参政党が躍進する前の本なので、今著者が続きを書いたらフェモナショナリズムも含めてかなり違う考察になりそう。
  • はな
    はな
    @hana-hitsuji05
    2025年9月22日
  • くりこ
    くりこ
    @kurikomone
    2025年9月22日
    第五章ミソジニーとどう戦うか で、政治がいかにミソジニーに支えられ動いているか知って愕然とする。こんな状態でジェンダー平等とか話し合ってるの、どうなん?? 政治とミソジニーで思いだすのが鶴ガ島市議の福島めぐみさんのことだ。彼女がクルド人の祭りに出席し差別を止めるよう発信したのがきっかけで講義の電話が役所に溢れた。 そのご、福島さんが「鶴ケ島市議会議員」の肩書を使って発信することで、市などの業務に支障をきたしているとして、発信を止めるよう賛成多数で可決 (この時の会議の様子がひどかった。全員が当たり前のように加害者の行為に加担している。まるでいじめ、彼女が無所属の女性だから酷い扱いを受けているのだ) さらには石井孝明氏にデマを流され名誉毀損で訴える羽目になっている。https://news.yahoo.co.jp/articles/99056f2bf0a41c521f3e55e791d8b1ab071c3e84 印象に残ったところ p.211 <組織内の男女比に注目した古典的著作を著したロザベス・モス・カンターは、女性が一五%以下の場合は飾り(トークン)のように扱われ、その存在がいわば悪目立ちし、男性以上に厳しく言動が査定されると指摘する。女性であることが常に強調される一方で、男性文化への同調が求められるという。女性の数があまりに少ないと、女性もまた多様であるにもかかわらず、過度に一般化された男女の相違(つまりはステレオタイプ)が強調され、能力を発揮することも妨げられてしまうのである。>
  • まりも
    まりも
    @marimomo
    2025年9月21日
  • くりこ
    くりこ
    @kurikomone
    2025年9月21日
    第三章「女性を排除する日本の政治風土と選挙文化」で、ケア労働と、議員の活動(地元のイベントの集まり、会議、飲み会、戸別訪問…)が対立してることや女性議員に対するセクハラについて読み、これは女性議員も増えなくて当然だ、と愕然とする。 また、地方議員が男性に偏りやすい理由は、家父長的価値観で町内会、自治会が運営され、 かつ祭りなどのイベントでは女性は男性の接待をすることが当たり前になっていることが要因であるという。地方議員のジェンダーバランスが、国会議員にも影響するという。 いやはや、困ったもんだ、、、
  • くりこ
    くりこ
    @kurikomone
    2025年9月20日
    日本が、女性差別撤廃委員会に批准しているにもかかわらず、委員会からの指摘に対して対応が遅れ過ぎている… p.63. 女性議員の多さはジェンダー政策の進展にはあまり影響を与えないもしくはマイナスの影響になるとの指摘が興味深い。自民党をはじめとする政党にアンチフェミニズムの女性議員が増えていることから、著者は、フェミニズムの運動の重要性を指摘している。 七月の選挙では極右政党の躍進が見られたが、一員として日本のフェミの弱さがあるとおもう。もっと頑張ろうと感じた。 p.73 竹信三恵子さんの、「家事労働ハラスメント」(女性が無償労働を押し付けられてる様子)という言葉ぜひ広めたい
    さらば,男性政治
  • くりこ
    くりこ
    @kurikomone
    2025年9月19日
    第一章を読む。 女性議員割合が一位のルワンダは1994年の虐殺を伴う内戦を経験してから女性議員の割合を増やす体制を強化したとのこと。さらには、障害者枠というのもある!素晴らしい! わたしはれいわ支持者ではないのだけどれいわが障害者を国会に送り込んでいるのは評価していて、色んなマイノリティを巻き込む制度を取り込むことは必要だと思う(今の日本は信じられないくらい健常者/シス/男性中心で政治をしている…)。 ただ、著者が女性議員の割合を各国で比較しているのを見ると、極右があえて女性候補者を多く立てることや、高市早苗のような男性のスキームを強化している女性も、「女性議員」とカウントしているのではと、もやる。 あと、ただ女性議員だけを増やしても、それは虎に翼的なリーンインフェミニズムであり、それに乗れない女性たち(非正規や専業主婦たち)を不可視化してしまう。女性議員は増えてほしいが、リーンインフェミニズムにならずに議員を増やすにはどうしたら良いのだろう…
  • 修二
    修二
    @shu_2
    2025年9月8日
  • くりこ
    くりこ
    @kurikomone
    2025年9月7日
    楽しそう!『コモンの自治論』で、杉並区長の岸本聡子さんが、今の政治の状況を極めて男性的であると批判されてて、そうやな、こんな状況でジェンダー平等とかシステム自体変えないと根本解決しないのでは?って思ってるので読みたい
  • 修二
    修二
    @shu_2
    2025年9月7日
  • 三好
    三好
    @yoshina31
    1900年1月1日
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