本売る日々
35件の記録
積読山脈@book_mountain2026年5月5日読んでる本売る日々まで。 物之本売りの松月平助と上得意の名主との話がじんわり響く物語。 名主が金に物を言わせ、妓楼から掬いあげた歳の離れた少女の思うままにあれこれ用意する。その爛漫さが彼女を彼女たらしめている気がしていたから。だから彼女の気に入った、既に買い手がついている画譜を高値で買おうとした。 しかし平助は、お金がないなかで7年もの歳月をかけて画譜を買い揃えようとする御仁を知っている。名主も道理をわかっているし、その話に心を打たれた。名主は難しいと思いながらも少女を説得しようとし、少女はすんなりと画譜を返却した。少女も同様にその御仁の話に心打たれ涙すら流していた。 名主が少女を守ろうと万事周到にしていたが、その心意気が却って彼の目を曇らせていたかもしれない。 感想ではなく要約擬きになってしまったが、上手いこと言語化ができない。未熟極まりない。 ここに至るまでの、意地を張ってしまって金が入用になってしまった平助の話、猫が苦手だけど殺生も御免な名主が猫を拾った話、猫を拾ったことで心の余裕ができて生きやすくなった話なども全て、各人の質の解像度を上げる重要なものだった。 「物之本の本とは『根本』の本であり、『本来』の本であり、物事の本質を意味する。」 頁19


hiroko.y@komischrk2025年7月18日読み終わった2025年読了本青山さんの『半席』が好きだったので手に取ったけど、これもよかった…。このシリーズ、もっと読みたい。あとこの頃の出版、書籍についても知りたくなった(録画してる大河見ろ、自分)。
よあけ@mogumogu2025年7月3日読み終わった江戸時代の本屋の話、と聞いて私が連想した内容と少し違った。いい意味で。 どんな職業でも、真剣にやるほどに人と深く関わる場面はあると思うけれど、本屋は扱うのが本だからこそ、関わりが心の深いところで起こるんだと納得する。 本屋の「私」はずっと人の話を聞いている。そして、人の気持ちの動きや距離を常にはかっている。それが主人公に、本に書かれた情報に詳しいだけの人になってしまわない一種の暖かみみたいなのを添えていて、とてもいい。 3話から成っているのだけど、3話目「淇一先生」が一番好きかな。



犬塚@kanpanella2025年6月13日読んでる読み終わったまだ読んでる借りてきた@ 図書館みっつの章があって、ふたつ目まで、読み終わりました。地元の本屋さんがSNSで、これは俺だ、と、書かれているのを見かけて、図書館ですぐさま借りて来ました。いつもの私じゃ、読まないかもしれない。ちょっと難しい文体。でも、大好きな本のことだから、それを扱う、昔の本屋さんのことだから、のめりこむように、読み進めてしまう。やっぱり、この本、おもしろい。




































