図書館に火をつけたら
32件の記録
yokackyの図書録@yokacky2025年11月15日読み終わったインパクトがあるタイトルと「このミス大賞」シリーズの作品と知って、手に取った一冊。 子供の時にお世話になった図書館と、大人になってからの再会。ただ、その場所は殺人事件の現場となってしまっていた、、、 印象的だったのは、図書館の自由に関する宣言、第3条:「図書館は利用者の秘密を守る」。どんな本を読んだかは、思想・信条に当たる重要な情報だから、図書館は利用者の貸し出し記録を部外者にみせてはいけない。 確かに自分で選んで読む本って、自分が今何に興味を持っているか、勉強しているのか、好きなのかが見えてくる。プライバシーにも関わることだ。でもそういうことをお互いシェアしたり、本の面白さを共感したり、意見を出し合ったり、お互いのおすすめを聞いて読んでみたり、オープンにすることで広がる世界が私は好きだ。






あーちゃん@achan2025年9月7日読み終わったエピローグの仲の良さが序盤にあれば感情移入もできたかもしれない。 淡々と進んだ印象。割と気になる頻度で「そうか…?そうなる…か?」と疑問が出てくるのがノイジーで、あまり進まなかった。
堺屋皆人@minahiton2025年7月19日読み終わった2025年ミステリほろ苦い青春の残り香を感じる、ライトなミステリ。 図書館で火災が発生。 密室状態の地下書庫から発見された遺体は一体誰なのか? 犯人はどうやって、密室を作り上げたのか? この事件を起こした目的は? という魅力ある謎に加え、密室の図面、読書への挑戦状、と、ミステリ好きホイホイな要素満載の一冊。 文章も軽く、人間関係も複雑では無いので読みやすい。 図書館の裏側的な豆知識もふんだんに織り込まれ、図書館好きとしてはニヤニヤできる。 消火作業で濡れた本の復元の場面は、震災の津波で濡れた本の復元ドキュメンタリーを思い出した。あれと同じ苦労があるのを思うと、フィクション内の司書さんたちを応援せずにはいられない。 主要人物である幼馴染3人の、居場所としての図書館というのも共感できる。 不登校だけでなく、大人になった今も、日常の生活から離れたい時に、気軽に行ける大事な場所でもあるので、利便性や回転率重視の改革をする館長に反発する気持ちもわからないでは無い。 けれど、最後に盲目のおばあちゃんが言っていたように、改革によって蔵書量が増えて点字や朗読CDなどの本が増えたという利点もあったりするので、誰かとっての悪は誰かにとっての善と、保守派、改革派、両方の良さを取り上げてあるのには好感が持てた。 ただ、ミステリとしては、期待し過ぎた感があり、トリック、消去法のロジックともに、「それだけでは厳しいのでは?」と頭に浮かぶ点も。 それと、主人公の職業は警察ではない方が良かったんでは? と思うほど、推理も捜査もユルイので、「それはちょっと……」という感想を抱かせてしまった。 とはいえ、筋は通っているので、作中で指摘されていない以上、納得できる結末ではあるし、上手くまとまっていて、綺麗なラスト。 幼馴染3人の関係性やテーマ的に、小中学生に読んでもらいたい話。 夏休みの読書にもオススメ。
いこ@ico-warabi2025年4月25日買った読み終わった「読者への挑戦状」があるとは思わなかった! もう少し長めの感想は→ https://booklog.jp/users/shomi712/archives/1/4299064267






























