ノンバイナリー
25件の記録
いちのべ@ichinobe32026年6月3日読んでるキャル・スパロウ「第19章 小文字のQ」が、かなり共鳴できる内容だった。 女の子と親密な関係になっても「レズビアン」のラベルが自分にふさわしいと思ったことがないとか、本当は「トムボーイ」なのに「トランスジェンダー」だと勘違いにしているのではと心配になったりとか……別の国で生まれた人が、自分と似た体験や感情を持っていることもあるのだという事実に触れるのは、得難い体験だ。 > 私たちは、自分たちが何者であるかがわからないから、自分たちではない何かのふりをして何年も過ごしている。そうあるべきだと思われているジェンダーがふさわしいとは思えないが、代わりになるものも見つけられない。私たちは社会のどこを見ても、男女二元論に基づくラベルを持った集団以外について考えるときにはトラブルになると思い知らされている。そもそも、社会的、身体的な移行へ向かって進まない私たちの多くが脆さを抱えているのだ──実際の行動を伴わない感覚によるラベルでは、本人自身も根拠の薄い自信しか持てなくて。(p274) 散々悩んだ結果、自分は少なくとも、身体的な移行は望まないと結論づけたとき、じゃあどうすればいいのだろうと不安だった。「実際の行動を伴わない感覚によるラベル」という言葉が、あの不安を解きほぐすヒントになりそうだ、と思った。
doji@doji_asgp2026年5月31日読み終わったLGBTQIA+のなかにもバイナリーの考え方にとらわれてしまう人はきっといて、ひょっとするとそれは本人でも自覚できないほど、無意識の言動として現れてしまうものなのかもしれない。ジェンダーにまつわる本や作品にはわりと触れている方だとは思っていたけれど、30人のメモワールを読むなかで、それらがいかに単純化できない多様性に満ちていて、安易な理解を寄せ付けない怒りと戦いの歴史があり、そして決して固定されない流動性を持っていることを知り、読み終わるころには自らのバイアスと無知に恥じ入る気持ちでいっぱいになった。そしてここで書かれたことへのたしかな共感を、これからじぶんはどのように咀嚼していくのだろうと、時間をかけて考えていきたいものを受け取ることができた。
いちのべ@ichinobe32026年5月29日読んでる去年、「こんなに共鳴できる内容ばかり詰まった本、初めてだ!」と途中まで夢中で一気読みして、反動で読めずにいた本。ひさびさに引っ張り出して、第3部まで読み終えた。ここまで、膨大な量のマーカーが引いてある。 > もし私が女性だと認識していないのなら、私は何者なのだろう? このままレズビアンでいられるのだろうか、いなくてはならないのだろうか、あるいは、もうほかに選択肢がないから男だということだろうか?(p56) > 私はあなたからあなたのジェンダーを奪いたいのではない。ジェンダーの役割を廃止したいとも思っていないし、ジェンダーのルールだってあっていいと思っている。(p160) > 私の人生の定められた道には、ひとりもロールモデルがいなかったのだ。(p258)




















