やたら共感する本ばかり読んでしまうこの頃。ひとりでは抱えきれなかったこと、自分を知らない人にだから話せたり、他人から発せられた言葉になんでか心が軽くなったりする。生きていたらそんなことたくさん起こってるはずなのに、やたら救われた気になってしまうな。わたしは【燃やす】がいちばんすきでした。 「かたちがないものは、燃やすことが出来ないんです。」

いくつかの女性を主人公にした短編集。 いい言葉がたくさん。 読んだ人の「おまじない」となる、お守りのような言葉がテーマ。 素敵だった。

あたたかくやさしい短編集。 何度読んでも私の心を守ってくれる。 そんな言葉が詰まった本だと思う。 きっとまた何度も読む。