卍(まんじ)
21件の記録
きょ@octjack2026年1月29日読み終わった@ 自宅中学生の時分に読んだ某少女小説で知って以来、いつかは読んでみたいなと長年思っていた作品をついに読了しました。故人と未亡人の表記から想像した結末からはちょっとだけそれたけど、それでも光子に向かう想いのベクトルがどれも濃い。光子は言うまでもなく、園子も大概だなこれと思いながら読んでいました。それはそれとして、生まれも育ちも大阪なネイティブ大阪人なのに、本文の大阪弁に所々違和感があるのは、時代が違うからだと思っていたら、実際の大阪人にはかなり未熟に響いたと解説に書いてあって横転していました。
さおり@prn9909082026年1月19日読み終わった全員自分の欲望むきだしで自分の望みをかなえるためだけにしか動いていなくてそれがもう清々しくて良かった、全員自分勝手すぎる〜!でもこうその自分勝手さを取り繕おうとしてないところが潔いというか、変に言い訳しようとしてなくて良い.もとからみんなやばいから出だしからやばいし最後やばさにやばさが加速して「ヒェェ〜」ってなるけどそんな風になりながらも結局読んでしまっている、引力、引力がすごい.延々とひとりの女のひとが自分の身の上のことを話してるだけの構成なのに、そしてそれが普通に普段の話言葉(当時の大阪人からはこの大阪弁が未熟だと評価されたみたいなことが解説にも書いてあったけど、わたしは若干クドさをかんじるところがあるものの普通に上手くない?!と思った.)を使っているのにここまでグッと引き込まれるのどんな文章力なんだよ…と思ってしまった、ちくしょ〜!文章がうまいな!好き!そんで1ページごとにえろいの本当に何?なんなんだよ本当に〜!純文学なのにこんなにどぎまぎしてしまうの謎の罪悪感があるよ!何?本当に?開始40ページで「ああ、憎たらしい、こんな綺麗な体してて!うちあんた殺してやりたい」「殺して、殺して、うちあんたに殺されたい」というやりとりしてるの何なんですかなんでこんなニジソーサクみたいなやりとりが序盤でかわされているんだよ、それでまたギリギリの上品さみたいなのが損なわれていないの本当にすごいななんなんだよなんだこのとんでもない文体は、本当にうらやましいよもう、こういうふうな文章が書きたい

きょ@octjack2026年1月6日読み始めたちょっと開いた@ 電車普段は文章を目だけでさっと追って脳内では音読せずに読むスタイルなのですが、耳馴染みのない大阪弁での一人称なので、つい脳内で音読してしまうので、読むスピードが大変ゆるやかになっております。なのでまだ序盤の序盤です。その分否が応でも内容が頭に入るのですが、読み終えるまでに時間がかかりそうな予感しかしません。読み終えるのがいつになるかも楽しみになってきました。
きょ@octjack2025年12月27日買った@ 廣文館書店某少女小説に載っていたのでいつかは読んでみたいと思いながら早幾数年。やっと手に取りました。谷崎潤一郎は陰翳礼讃を読んだのと、刺青を朗読で嗜んだ程度ですが、ちょっと挑戦してきます。
torajiro@torajiro2025年11月3日読み終わったやや久々の谷崎。卍というタイトルの通り、男女の入り組んだ関係が題材で、主要人物の一人である園子による過去の出来事の告白体、ほぼ全編が絡みつくような大阪弁の会話主体で構成されている、という辺りが特徴。解説では「変態性欲」とざっくり評されているけれど、個別の関係に倫理や常識を踏み外すものがあるのは確かだけど、『痴人の愛』のような倒錯感は感じないし、他のよりフェティシズム的な側面が強い作品に比べると「変態」感はむしろ感じなくて、それぞれの人物がそれぞれの弱さや執着の中で繋がっていくという意味ではそこまでドロドロはしていない印象を受ける。この構成や語り口で描きたいんだという谷崎のこだわりを強く感じるのも良いところ。












