騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編
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ほせ@coffee_dog2025年11月14日読み終わった長編の作品が読みたくて借りた。今まで読んだ村上春樹とは少し違った印象を受けた。 私が読んだ限りだけど、ここまで事実的な話が出てきたことがなかったよう思った。ナチス時代のドイツの話がちょこちょこ出てきて、私自身はそこら辺の歴史に少し興味があるので楽しんで読んでいたが、これまで読んだ作品を振り返ると一味違う感じがした。そのおかげか、個人的に村上春樹から感じるテーマの一つに曖昧さをそのままにしておくと言うものがあるけど、その感じが控えめな気がした。 あとは、日本の文化的な部分を描くところも初めて読んだかもしれない。村上春樹の小説の要素としてクラシックや他の国の話が出てくることが多くあっる。もちろん今回もあったけど、主軸の騎士団長殺しの絵画は日本がで描かれていたり、他にも仏教的なアイテムがあったり、どこか日本の怪談話を感じる場面もあった。いつも洋書の様な感覚を与える彼の小説から日本的な要素を語られることに新鮮さを感じた。 キャラクター的にはあまりキャッチーな人物は出てこないけど、全体的にゆっくり静謐な感じで話が渦巻いていく感じが好き。ハラハラドキドキと言うよりは、見えないところでゆっくりと事態に巻き込まれていく感じで面白かった。続きが読みたい!
図書委員の歩き方@numo_book2025年7月15日読み終わった珍いしく随分と長い間同じ本を読んでいた。 少し忙しくて読書の時間が取れていなかった。 さて、今日は紀伊國屋さんのポイント倍の日だったので続きを買ってきた。そのため急いで読み終わりました。 メンシキという人物がこれからどのように影響してくるのかが気になるところ。
図書委員の歩き方@numo_book2025年6月26日読み始めたp.16 よく写真に写された物体のわきに、実寸をわかりやすくするために煙草の箱が置いてあったりするが、私の記憶の映像のわきに置かれた煙草の箱は、そのときの気分次第で好き勝手に伸び縮みするみたいだ。… という表現がステキだと思った。 変わるはずがないのに、変化しているように思うということはあるし上手く表現されていて感心してしまった。








