はじめての近現代短歌史

16件の記録
- サリュウ@salyu_carefully2025年5月26日読み終わった残り5ページくらいのところで猛烈に制作モードになってしまい、しばらく読めていなかったのだけどようやく読み終え。とてもいい本だった。折に触れて読み返していきたい。
- サリュウ@salyu_carefully2025年5月11日読んでる"(小略)きっかけは飛行機でした。時は一九二九年一一月。朝日新聞は歌人四人を飛行機に乗せて、その経験を短歌にするという企画「空中競詠」を実施します。 (中略)飛行機に乗ったことをきっかけに、それ以前から口語自由律短歌を散発的に試みていた前田夕暮は、完全に自由律へと移行します。" p.101 昭和初期(戦前)の歌壇で自由律短歌の制作が広がっていくきっかけに新聞社と飛行機があった、というのはまったく知らなくて読みながら「へええ」と声が出た。飛行機の体験は凄まじかったんだな。すこし前に点滅社からそのころ活動していた歌人の歌集が出版されたよなあとか思いつつ読んでいる。 そして読んでいくと、短歌というのはずっと脆い、いつでも崩れうる詩型で、だからこそ結社という形で小さな村、小さな権威を作っては壊ししてきたのだなあ、みたいなことがなんとなく察せられる。
- サリュウ@salyu_carefully2025年5月8日読んでる短歌を読んだり作ったりするわりに短歌の基礎知識、というか通史みたいなものをほとんど把握していないので、ちょうど良い機会だなと思い、ゆっくりゆっくり読んでいる。「アララギ」という派閥に関してぼんやりとした知識しかなかったのだけど、第二部序盤で補助線をたくさん引いてくれてありがたい。