からくりからくさ
30件の記録
森本羊@morimoto_sheep2026年4月7日読書日記こちらも『裏庭』と一緒に見つかった本。内容云々というより、これらの本を読んだ、という体験があったから、自分は今も本を読んでいる気がしている。


あやね@aynm3122026年2月21日読み終わった半年以上かけて、少しずつ読み進めた。 梨木さんの小説は何冊か読んだけど、前半部分の伏線を後半に入った瞬間に一気に回収されるようなスピード感が印象的。 今回は4人の女性の頑なさが一緒に暮らしていく中で絡まり合って少しずつ変化していく様子に面白さを感じた。展開が気になって、流し読みしてしまったところもあるから、もう一回読みたい。 p.409 ねえ、大事なのは、このパターンが変わるときだわ。どんなに複雑なパターンでも連続している間は、楽。本当に苦しいのは、変わる瞬間。根っこごと掘り起こすような作業をしないといけない。かといってその根っこを捨ててしまうわけにはいかない。根無し草になってしまう。前からの流れの中で、変わらないといけないから

繹@nu_nu2026年1月31日読み終わったりかさんと共に、読み終わりました。 あえて出版順とは読む順番を違えて、りかさん→からくりからくさ→ミゲルの庭→解説と読み進めて、読み進められてよかった。りかさんを除く物語にはりかさん自身の声はほとんど聞かれなくて、りかさんの名残というか繭というか、そこだけがあって、なんだかひどく恋しくなってしまった、でもそうよね、きっと本来人形は、いついつまでも同じように一緒ではなくて、それは大体発端はこちらの都合で。 恋愛に関する点に湿度を感じない梨木さんの作品、関係性はいつもドライで、媚びるような女性性は排除されていてそういったものがあるとよきちゃんのようにどちらかというとそれを憎らしく思う、その感覚に覚えがある。 あとはきくさんの出版に纏わる話に出てくる男性が、あまりにも、女は黙って、という女性嫌悪の象徴的な人物で、自分でも驚くほどに自分ごととして憎悪が湧いてしまって驚嘆。現実に自分が被害を受けたわけでは全くないというのに。 全く、全くもってひとことでいえない物語だな。 割合に多くの人と人形が出てきて、途中関係性がこんがらがってこれは…?となってしまったので関係図を作成しながら読めば良かったと後悔。また読むの、きっと私が予感しているいつかのタイミングで。
さくらゆう@skryuh_2025年7月9日お気に入り読んだ好きな作家唐草模様のように続くひとりひとりの日常が、家々の歴史が、歴史の中の人たちの営みが、絡繰のようにはっと驚く繋がりを持って物語になる。小さなことから大きなことまで、時には海も越えて繋がっていく。全く別のものと思われていた事柄が繋がりを持つことでそこにある感情の質を変えて現れる。 草木の話、染物や織物の話をしていたかと思えば、国の話になり、国境の話になり、血生臭さもある。やはり万物に対しての知見がものすごく広くて深いのだと思い知らされる一冊。世の中に対する冒険心が凄まじいんだろうなぁと、貪欲さと感性に尊敬するばかり。物語に落とし込む技術も。 今まで知っていた言葉でも梨木さんが使うと深みが増す。黄色単色で塗られた落ち葉と、名前も知らないような黄系の色を重ねて塗られた落ち葉くらいに違う。 絡繰を楽しんでもらいたくて、抽象的な感想になってしまう。
ゆらゆら@yuurayurari2025年6月26日読み終わった祖母が遺した古民家で、手仕事に携わる女が四人、共同生活を始め…という設定からツボに入る。“無名の”女たちによって全国各地で担われてきた機織・染織、トルコやクルド民族のあり様等、おそらく作者自身の関心事が物語に文様のように編み込まれてて面白かった。 (22.5.1読了)





















