感情史

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- りなっこ@rinakko2025年9月22日読み終わった以前読んだ『感情史とは何か』の内容がとてもよくて、感情史に更に関心を持った。こちらはわかりやすい入門書であり、また違う面に目を向けさせられる。 本来の「ノスタルジア」は致命的にもなりうる病気だった。目に見えない感情は教育や共同体の合意によって名付けられる。『イリアス』にある「怒り」が如何に現代のそれとかけ離れたものか。表面的なほほ笑みは、強いられた快活さで抑圧を覆い隠す(花嫁は絶望でいっぱいになりながら他人のために幸せを演じる)。 そして「愛」は感情なのか。愛が感情史の中心にあることを論証する章で、締めくくられる。
- 授受@mocca11042025年9月9日読み終わったこれはちょっと…難しいぞ……。また読む… 数値として現れない「感情」を歴史の中で紐解いていく、その奥深さと難解さ。創作活動をしているとこの本の内容はかなり刺さる。 感情はその時代、その地域の価値観が作り上げたもの。そもそも論として他人の感情を推察することしかできない私達は、別世界の住人のことをえがく時、輪をかけて困難なことをしようとしているんだな…