宇宙大将軍侯景SFアンソロジー 梁は燃えているか
14件の記録
sataka@satakan_4432025年11月15日読み終わった発想と装丁、そして宇宙大将軍の印だけで元がとれると思って買ったら、スペースオペラに哲学、仏教からカードゲームとバラエティに富んだ力作揃いで予想以上に楽しめた。宇宙大将軍をネタにするギャグSFもあったが、侯景のもたらした戦の惨禍と飢餓を追求するような作品も多く、そこは時代性を感じる。孔子や孫子ならぬ、量子という嘘書物が登場する『徳音』と、侯景らしからぬ大物感を醸し出していた『アムリタ』がお気に入り。
矢車青@yaguruma_s2025年11月9日読み終わった"宇宙大将軍"ーーそんな冗談のような肩書きを史実で名乗った男・侯景。 この稀代の梟雄と、彼によって滅ぼされた南朝・梁を中心としたSFアンソロジーという事で、発売から少しずつ読み進めていましたが、いや本当にどの収録作も面白った…!! 日本ではまずマイナーな(恥ずかしながら自分もこの本の企画が流れてくるまでは全く存在を知らなかった)侯景という人物と"宇宙大将軍"というパワーワードから、ここまで様々な空想が繰り広げられるとは。 私的にお気に入りなのは、料理人の熱意が荒廃する梁を駆け抜けていく『太清元年のフードトラック』、量子力学と諸子百家の思想を織り交ぜた『徳音』、六朝絵画カードバトルな『画牌する叛乱者』などなど。 装丁もここまでやって大丈夫なんですか志学社さん!?という豪華さで、まさに唯一無二のSFアンソロジー。 昨今、ただでさえこうした挑戦的な企画は難しいだろうに、ここまでやりきった関係者各位には惜しみない賛辞を捧げたいです。
roiban@roiban2025年10月5日読み終わった6世紀前半の中国をかき乱した実在の人物、侯景をテーマにしたSFアンソロジー。知らない史実を下敷きにしたフィクションが展開されるので何が何だかとなりかけるが、解説や年表がちゃんと付いている。切り取る歴史の場面がそれぞれに異なっていて、「侯景」像が組み上げられていく体験がむしろ面白かった。


ブックスエコーロケーション@books-echolocation2025年9月20日新刊入荷@ ブックスエコーロケーションブックスエコーロケーション、9月20日(土)オープンしております。19時まで。ご来店お待ちしております。 『宇宙大将軍侯景SFアンソロジー 梁は燃えているか』志学社 六世紀、南北朝時代の中国に稀代の梟雄が誕生した。北朝・南朝の双方で反乱を起こし、自身が巻き起こした混沌の中で、前代未聞の称号「宇宙大将軍」を名乗った男、侯景である。彼をインスピレーションの種として、15名の作家が銘々に紡いだ15篇の物語を収録。予備知識はいらない。読者のなかに、異形の怪物として侯景が立ち上がるかもしれないが、責任はとれない。ご注意を。 装丁も本当にすばらしい、手元に置いておきたい1冊。サイン本で入荷しました。 #宇宙大将軍 #侯景 #SFアンソロジー #志学社 #信州 #長野県松本市 #松本市 #本屋 #書店 #古本屋 #ブックスエコーロケーション

- 長谷川半蔵@Kusasumi_hnz02025年8月20日読みたい宇宙大将軍のアンソロジーという本が本邦で出るのもすごいが表紙を箔押しにしたら社運がかかってしまったという色々えらいこっちゃな本。侯景に社運かけないでくださいw












