宗教のきほん 「愛」の思想史

宗教のきほん 「愛」の思想史
宗教のきほん 「愛」の思想史
山本芳久
NHK出版
2022年10月28日
5件の記録
  • キリスト教の愛という考えにずっと興味があったので読んでみた 私はずっと、愛とは他者に対して与えるものであり、求めるものではないといういわばアガペーであるべきだと考えていたし、本文中でもそういった思想は紹介されていた しかし、愛とはアガペー(与える愛)とエロース(求める愛)の両者を含む二面性を持ったものであり、これらを切り離しどちらかのみを強調する捉え方は多面性を有しているもののほんの一面しか見ない貧しい捉え方だという思想も紹介されており、これは私に全くない思想だったので衝撃を受けた 愛に対して考え直すきっかけになる一冊でした
  • くりこ
    くりこ
    @kurikomone
    2025年12月19日
  • プラトン、アリストテレス、旧約聖書、新約聖書、ベネディクト一六世、アウグスティヌス、トマス・アクィナス、と錚々たる顔ぶれの「愛」についての言説を、ポイントを絞って紹介してくれています。 読むこと自体なら、そんなに難しくなくて、会社員の私にも二日で読めました。でも、書いてあることは、何度か読んで、ちゃんと身につけなくちゃいけないことだな、とは思いました。 筆者が、カトリックのクリスチャンだから当たり前ですが、やっぱり、ギリシャ哲学とキリスト教の「愛」の差が、本書の一番の「段差」かな、と思います。この本は別に、ギリシャとローマの差異を明らかにすることを目指した本じゃないですけれど。 プラトンの愛エロースもアリストテレスの愛フィリアも、人間同士の愛なんですよね。でも、キリスト教の愛アガペーには、この世界の創造主としての神様が入ってくる。キリスト教の場合は、自己愛でも隣人愛でも、それよりも先行して、まずは私たち一人ひとりにおける、神との愛の結合が強調されます。 だから、キリスト教の方が、人間がより個人として見られるんです。人間一人ひとりが、まず神と対面をして個人となり、それから他者との交際に移るからです。だから、それぞれ一人一人の愛には、必ず神様の愛がくっついてきて、そういう意味で、私たちは神の愛の伝達者として、存在するんだなあ、と思いました。 これは、受け取る人によって、嫌だと思う人もいれば、逆に神の愛に包まれて安心する、という人もいると思います。 最初に書きましたけれど、本書のメインとして紹介されるのは、ほとんどがキリスト教の愛についてです。キリスト教の愛も、たくさん種類があるんだなあと、感心します。特に、トマス・アクィナスの部分については、筆者の専門なので、とても読み応えがあります。僕は著者のファンなので、そういう意味では、推します。 愛というキーワードに関心がある人は、パラっとめくるだけめくってみても、良いんじゃないかなと思います。
  • t
    @otwtftifwiclod
    2025年11月17日
  • 直角
    直角
    @ninety_deg
    2025年3月8日
    「宗教のきほん」シリーズが大好き。
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