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ゆう
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@fleurs_wisteria
違う時代違う世界に生きた誰かが、どんなことを考えていたのかを知りたくて本を読んでいます
  • 2026年5月17日
    宗教のきほん 「愛」の思想史
    好き度☆☆☆☆ おすすめ度☆☆☆☆ ・とても読みやすかった! ・(基本的には)章が進むごとに時代も進んでいく構成だが、とある章で引用したテクストがその後の章の内容を理解するために必要なものになっていたりと、組み立てがとても巧みだなと感じた ・キリスト教世界の根底にある「愛」について、ここに述べられている内容については非常によく理解できた、と思う! ・筆者の考えははっきり分けて書いてあるのも良かった
  • 2026年5月17日
    トリエステの坂道
    好き度☆☆☆☆☆ おすすめ度☆☆☆☆☆ ・『「ミラノ 霧の風景」読んだ! 須賀敦子さん訳のユルスナールは読んだことあったけどエッセイもめっちゃいいね……!』という話を祖母にしたら『うちにたくさんあるから読んでいきなさい』と言ってもらい、祖母宅に滞在中に読みきれず譲ってもらった一冊 ・「ミラノ 霧の風景」を読んだときも同じことを思ったんだけど、やっぱり須賀敦子さんのエッセイには寂寥感が通底しているなと 今はいない人たちを思って書かれている、レクイエムのような文章 私の祖母も夫(私の祖父)を早く亡くしていて、読んでいて思うところがあったのだろうなと思った ・「ミラノ 霧の風景」よりもさらに、イタリアの中流以下の階級の人たちについての言及が多かった 夫の家族がテーマになっているからだろうけれど、こうして描かれると改めて、超お嬢様だった日本人が西洋に憧れて渡った先のイタリアで初めて貧困を肌で感じたというのが……でもそれについては直接言葉にするのを可能な限り避けていて、それでも滲み出てくるものがある ・終わり方がすっごくよくって……エッセイ集であるのだけれど、まるでひとつの小説を読んだような気持ちになった
  • 2026年5月15日
    中世の窓から
    中世の窓から
    好き度☆☆☆ おすすめ度☆☆☆☆ ・大学の授業を聞いているみたいでとても読みやすかった! 前半は大学一、二年あたりの概説、後半はそれ以上という感じ? ・ひとつひとつの事象を挙げるだけではなく、その奥にある当時の人びとの価値観、思考回路、感情を明らかにし、そして現代にも生き続ける人々の心の根底にあるものを読み解いていく……というのがものすごく面白かったし、これこそが歴史学なのだなと思わされた ・特に終盤のべギン会をはじめとする中世の女性たちや貧民についての章が面白かった! 著者の他の本も読んでみたい
  • 2026年5月6日
    異端審問
    異端審問
    好き度☆☆☆ おすすめ度☆☆☆☆ ・チ。副読本として読了 ・タイトル通り異端審問について一通り学べたと思う フランス、特に南フランスについての情報が多いけど法王勅令についてもしっかり出てくるので全カトリック世界的にどうだったのかもわかる ただ、「政治的な条件との関係によって異端審問の性格が決定された」と本文にあった通り地域や時代によってさまざまだったよう
  • 2026年5月5日
    東方キリスト教の世界
    好き度☆☆☆☆ おすすめ度☆☆☆☆(期せずしてポーランド史をざっと学べた) ・読み初めてすぐ思ったけど、これ絶対先にキリスト教全体についての本読んだ方がよかった笑 まだついていけてるからこのまま読むけど、限界感じたら一旦返して別の本読んでから戻ろうかな〜 と思っていたら返却期限までに読み終えられず、一旦返してそのあいだにキリスト教全体についての書籍を何冊か読み、その後もう一回借りて続きから読んだらするっと理解できるようになってた! やっぱり事前知識って大事 ・内容がかなり専門的で、これ絶対論文集だなと思いながら読んでたけど巻末に各章(=各論文)の初出一覧載ってて、だよね〜と思った ・やっぱりキリスト教社会の監視システム(語弊)ってすごいんだな……と思わせられる部分があった一方で、中世にモスクワの牢から脱獄してイタリアまで逃げのびた(!?)人の話が出てきたりと笑、専門的ながらかなり面白かった笑 ・「現代」についての論文は(当然なのだけど)かなり時代を感じた……というのもまだソ連だったころに書かれているので…… ・あとがきに、研究が進んだことによる訂正などいくつか載っていてありがたかった
  • 2026年4月24日
    キリスト教入門
    好き度☆ おすすめ度☆ ・前半の、聖書の各書の要約はだいぶ参考になった(☆はこの分) ・ただ、著者の他の書籍についての明らかな誤記があり正確さに欠けるというレビューを見かけ、あんまり信じられなくなってきたところで(イエスの時代の)ギリシャ語をローマ帝国の公用語と言い切ってる(ギリシャ語の公用語化は629年、それまでは準公用語)とか、自分でもうーん……?という部分を見つけてしまったりして、あんまり信用できていない これ1冊で終わらせようとしているわけではなく他の本も読んでいるからいいけど……(いいのか……?) ・ところどころ謎にフランス語読みで用語を出してくるんだけど(アクエンアテン→アケナートンとかヒューマニズム→ユマニズムとか)日本でメジャーな方にすれば……?と思ったりもした なんか嫌味な感じ(ド主観) 普通に校正入るだろうしなんで変えないのか謎…… ・幼きイエスの聖テレジアについての >テレジアは、じつはその自伝である『ある霊魂の物語』が死後にベストセラーとなり一世を風靡して聖女の列に加えられた、近代カトリックのスター的存在である。あまつさえその独自の「小さな神学」によって「教会博士」の称号を授かっている (「あまつさえ」って何……?) とか、ブックガイドの >シンガポールの中国人や欧米にいる華僑はキリスト教徒でなくても欧米風の通称を平気で名乗っているが (「平気で」……?)(あと"シンガポールにいる華人"と"中国人"って厳密には違わなかったっけ) とか、こういうところに筆者が前者は「何もしてないくせに」(しかも聖テレジアは何もしてないというよりは夭折して何も”できなかった”)後者は「あつかましくも」みたいに思ってるのが滲み出てるように思えてなんか……あんまり…… って感じでした なので私はあんまりこの本を人に勧めたいとは思わないかな……と思いました
  • 2026年4月20日
    西洋占星術史 科学と魔術のあいだ (講談社学術文庫)
    好き度☆☆☆☆ おすすめ度☆☆☆☆ ・読んでいて、なるほどそういう流れだったのか!!という納得感がすごくあった ・「科学と魔術のあいだ」という副題のとおり、(現代では)科学とされない占星術の歴史と科学との関係を見ていくことで、逆に科学とは何かということも別方向から考えるきっかけになった ・鏡リュウジの解説が思っていた以上に良かった!
  • 2026年3月10日
    ジェイン・エア 下
    ジェイン・エア 下
    好き度☆☆☆☆ おすすめ度☆☆☆☆☆ 終盤は先の展開が気になってすごい勢いで読んでしまった(200ページくらい一気に読んだ)! こんなに夢中になって読んだの久しぶりかも 大筋だけ見ればかなりロマンティックな物語……に見えるが実際はものすごく骨太だった 神の意思を騙ってまで(←怒られそうだけど、こう言いたくもなる)服従させようとする男に対してさえも鉄の意志で抜け出し、自分の意思で自分の道を決め切る強い女、ジェイン 発表当時としては相当先進的な展開だったのだろうな ”感情的な男”vs”理性的な女”を書き上げたあとで”理性的すぎる男”vs”理性的な女”も見せきるの本当にすごい そしてこの”理性的な女”を説得力をもって描ききるために上巻の執拗とも言えるほどの幼少期の描写が必要だったんだなと、上巻の感想でも少し書いたけど改めてそう思った ジェインの自己肯定感の低さとそれによる他者からの扱いに対する認識、これ今で言うところの虐待サバイバーがDV被害者になる道を自分から選んでしまったりする心理っぽい………… これが19世紀の女性が書いた文学なのか……と思うと同時に、もちろん時代を反映した人間関係も生まれては消えていっているはずだけど、普遍的なものもよかれ悪しかれあるんだなあ……と思った 人間って変わらないなあ…… (これが階級社会なのか……!!)と思わせられるシーンもあり、一方で(階級意識とこの認識が両立するのが不思議だ……)と感じたシーンもあり 興味深かった 全体通してとてもおもしろかったんだけど、個人的にセント・ジョンにだいぶイラついてしまって自分の無理なタイプがわかった笑
  • 2026年3月7日
    中世の光と影 下 (講談社学術文庫 206)
    好き度☆☆☆☆ おすすめ度☆☆☆☆ (上)の方が読み応えはあった気がするけど、(下)後半の中世の面影を残した都市を訪れたときの観光案内やネッカムのロンドン見物をなぞるような街と人々の解説はすごくいきいきと描かれていて読んでて楽しかったし行ってみたくなった 何にでも伏線ってあるんだな……と改めて思った 昨今フィクションにおける伏線が重要視されすぎている気がして、伏線がわかりやすすぎるとフィクション感が増してしまうように感じていたけど、実際問題現実にもわりとあるよなって 高校レベルまでの世界史だと主要な用語しかほぼ習わないからあまり実感がなかったけど、やっぱり何事にも前振りがあってじわじわとそうなっていくものなんだよな……と
  • 2026年3月2日
    ジェイン・エア 上
    ジェイン・エア 上
    好き度☆☆☆☆ おすすめ度☆☆☆☆☆ きわめて理性的(だと自分では思っている)な人間が恋に落ちるときどういう現象として知覚するのかものすごく克明に描かれてる…… 前半、ジェインの子供時代についてかなりのページ数を割いて描かれているけど、これによって人物像がすごく説得力あるものになっているなと思った (この物語はジェイン視点だからあまり現れてこないけど、たぶんはたから見たら結構わかりやすいんじゃないかと思う)
  • 2026年3月1日
    花物語(上)
    花物語(上)
    好き度☆☆☆☆ おすすめ度☆☆☆☆ 読んでいてふと気付いたけど、言葉のリズムがとても良くて美しい 一文がかなり長かったりもするのだけど、音読(頭の中でも)するとするっと意味が入ってくる
  • 2026年2月26日
    クララとお日さま
    クララとお日さま
    好き度☆☆☆☆ おすすめ度☆☆☆☆ 特別好きな物語とはいえないけどすごく考えさせられた し、さすが小説が上手いな……と思った 今の世界を細かく分割して、それから物語の世界に再構成しているような感覚 最後は絶句してしまった 人間らしさって何だろう……愛って何だろう…… 作者の他の作品を読んだときも思ったけど、後に引くもやっと感(もちろんいい意味で)
  • 2026年2月25日
    中世の光と影 上 (講談社学術文庫 205)
    好き度☆☆☆☆☆ おすすめ度☆☆☆☆☆ おもしろ〜!?!? 歴史観そのものにも言及があって、こういうものだと習ったり本で読んで知った知識とかを見つめ直すきっかけになる本だった >歴史には歴史が展開するための舞台があり、そこに登場する人々が必要である。 すごくシンプルな一文だけど心に残った この言葉を魅力を感じる人間だから私は歴史が好きなのかも
  • 2026年2月23日
    そして、バトンは渡された
    好き度- おすすめ度- (星もつけたくない) “〇〇はこういうもの”というのをひとつひとつ全部壊していくような設定や展開が印象的だった……んだけど、めんどくさい同級生たちはいわゆる“テンプレ”で、そこはパターン通りなんだなと思った タイトルの「そして、バトンは渡された」のが誰なのかと考えると、言葉の意味とシチュエーション的には早瀬くんってことになるんじゃないかと思うけど、もしそうなら優子にちょっと失礼すぎないか? 保護者がいなければだめだって? 2代にわたって男がいなければ生きていけない女を描いて、優子が結婚できて、森宮さんバージンロードを歩けて良かったねでなんのひねりもなく終わりって……?? 逆にそれらすべてを皮肉として描いているのであればよくできてる話なのかもねと思うけど、もしそうならこういう終わり方にはならないのでは なんの重みも深みもない 登場人物全員が自分のことしか考えていない 強調された特定の行動以外の動機や個々人の意思決定に至る過程が不明瞭 作中で誰も何も変化も成長もしない すごい小説だった 読書会の課題で読んだ本なのだけど会ではメンバー5人中4人が↑とほぼ同じ感想で、こきおろしまくってきたあとSNS等を見たら絶賛されてて衝撃だった
  • 2026年2月17日
    新版 正しい家計管理
    好き度☆☆☆ おすすめ度☆☆☆☆ ターゲット層が特に冒頭よくわからなかったものの、とても参考になった
  • 2026年2月16日
    針と糸
    針と糸
    好き度☆☆☆ おすすめ度☆☆☆☆ カフェでコーヒーでも飲みながら読みたい一冊
  • 2026年2月15日
    エッセイの書き方
    好き度☆☆ おすすめ度☆☆☆ 章タイトルのひとつにあった「無意識の営みを意識化する」がこの一冊全体を表す言葉だなと思った 文章を少し書いたことがある人なら無意識でしていたことをすべて言語化して説明してくれている 他の文芸とエッセイとの違いについても折々触れられていて、意識すべきポイントがわかった 正直に言ってこの本で引用されている著者のエッセイはあまり魅力的に思えなかったけれども、内容として学ぶところは非常に多かったという意味で↑の星の数となっています
  • 2026年2月13日
    シャーロック・ホームズの思い出
    好き度☆☆☆☆ おすすめ度☆☆☆☆ ここまでシャーロックホームズシリーズを4冊読んできたけど、やはりあくまで娯楽小説であって、深く考えさせられるテーマ性のようなものや深い感動はそれほど強くは感じられないなと思っていたのだけど(※個人の感想です)、それを補ってあまりあるほどキャラクターに魅力がありすぎるのだな……と、特に「最後の事件」を読んで思った
  • 2026年2月10日
    シャーロック・ホームズの冒険
    シャーロック・ホームズの冒険
    好き度☆☆☆☆ おすすめ度☆☆☆☆☆ 短編集なので読みやすい! この中だと「ボヘミアの醜聞」が一番好きだった 『オレンジの種五つ』の「ここ人為のかぎりをつくした大ロンドン」というフレーズに、その150年後の未来にいる私がこれを読んでいると思うと、なんだか現実自体が壮大なSF物語で、私もその登場人物のような気がしてくる 青いガーネットのホームズかわいい
  • 2026年2月9日
    全面改訂 第3版 ほったらかし投資術
    好き度☆☆☆ おすすめ度☆☆☆☆ シンプルでわかりやすい 最初からわかりやすいな〜と思いながら読んでいたが、後半の解説部分での「爪に火を灯して(FIREして!)まで投資のお金を確保しようとすることはお勧めしません。」という一文でこの本は信用できるなと思った笑
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