「自傷的自己愛」の精神分析

20件の記録
- よみみ@yomir2025年10月6日読み終わった学び!感想ついったで見て気になったから借りてきた!面白かったというか興味深かった!! 自己批判を繰り返す人ほど自分と他人の比較や自分の価値について思い悩み、自分のことばかり考えることに忙しい。自傷的自己愛についてな本 個人的に本書の中で定義されてる健全な自己愛を与えてもらえた側の人間なので、生きてきてなんで自分はこんななんだろうとか価値がないとか思ったことはないです。仕事でミスしたらそりゃ凹むし反省はするけど。なので読んでてふむふむが多かったし、友達はこう言う気持ちなのかなって思ったりした。 自分はダメだ〜って自傷的自己愛な人に対してそんなことないよ!あなたは素敵!って言っちゃってたのでそこは一旦相手の意見を受け止めた上で私はこう思うよって言おうと思う。 中井先生の、自分は世界の中心であると同時に世界の一部に過ぎないって一見矛盾した在り方はすごくしっくりきました。 ここで言う「自己愛」とは、自分大好き!ではなく「自分が自分でありたいと思う気持ち」なので注意。 自傷的自己愛について、当事者と思う人もそうでない人も結構おすすめ!!最後の方にはどうしたら自傷的自己愛から少しでも離れられるか〜も載ってます。 【以下長めのメモ(ある意味ネタバレ注意)】 自己愛の発達のもっとも望ましい条件は、青年期や成人期を通じて自己を支持してくれる対象が持続すること。(ex親友や恩師) そうした対象との相互作用が事故愛を成熟させる 自己愛の成熟とはよい「自己-対象」をふやすこと。 76:自己批判を繰り返す人ほど、自分と他人を比較したり自分の価値に思い悩んだりするなどして「自分について考え続けることで忙しい」状態に陥りがち。自分に対する尋常ならざる関心ゆえに「自己愛」 107:若い世代は自分を承認することが苦手 他社の承認に依存しており、自ら自己承認できない 137:自傷的自己愛者はしばしばあえて「他責的で事故中なキャラ」を演じることがある。意図的かどうかはわからないが、そうすることで自己愛を守ろうとしていることは間違いない。 191:安直に高められた自己肯定感は意味がない 自傷的自己愛に陥っている人に典型的な発想として、仕事などの成功などで価値を高め自己肯定を試みることがよくある。が、危険!なぜなら ・高すぎる目標設定が行動を阻む ・実際に達成できても自己肯定感があまり上がらない ・この発想自体が優生思想 202:精神科医の中井先生 健康的な精神のあり方をは、「自分が世界の中心であると同時に世界の一部にすぎない」 中心と一部の両立が大事! アサーション:他者に配慮しつつ自分の言いたいことはしっかりいえる状態 周りのいうことを聞くだけ/自分の主張ばかりするのは成熟した自己とはいえない(50:50が大事) 205:親子関係の中でほどよい自己中心性を育め無かった人・家族以外の対人場面で尊厳を傷つけられてきた人は自傷的自己愛を懐きがち ではどうやって修復すれば?? →安心できる環境でアサーティブな会話を経験すること!それを積み重ねること 219:再度一番基本的なことをおさらい! 「高いプライドと低い自信」が当てはまるなら、その自己否定は確実に自己愛にゆらいする。 ここで大事なのは、自己愛とは自分大好きではなく、自分が自分で有りたいという感情のこと。 自己愛ゆえに今の自分の在り方を受け入れられず、自分自身を否定している。 本来、一人の人間の属性は無数の長所も短所も含まれており、ひとことでイメージはできない。こんな自分は価値がないと断定している時の「こんな自分」は、その人のほんの一部でしかないのにそれを自分の全てと思い込み攻撃することでプライドと自己愛を守っている。 オープンダイアローグはやっぱ効果がすごいらしい 他の精神医学の本でも見かけたな〜
- よみみ@yomir2025年10月2日読んでる学び!自傷的自己愛、自分という存在に自信は全くないが「自分はダメなやつだ」ということに対して絶対的な自信を持っている人。 そんなことないよ!って言いたくなるけど、内容はどうであれ本人が持ち得るなけなしの唯一の自信を否定することになってしまう。それは確かに良くないなぁ〜とふむふむ。相手の意見に同意はしなくても、尊重することが大事だね〜。
- 猫@mao10122025年3月7日かつて読んだ「自己愛」に関して、かなり分かりやすくまとめられており、「己を傷付ける自傷的自己愛」に関して、そこまでに至るプロセスが非常に興味深かった。「自分はダメな人間だ」と自己を否定し、追い詰め社会に馴染めなくなってしまう人達の救いになればと思う。自傷的自己愛を完治させるというよりかは、『ほどほどに依存する』ことが大切。何事もほどほど。 かなり読みやすかったので、ぜひ読んで欲しい!
- あんどん書房@andn2025年1月1日かつて読んだ@ 蟹ブックス蟹ブで平積みされていたのを「これだ!」という直感で買ったら、ほんとにこれだった。 今ではある程度相対化されてきたけど、最初読んだときはすごく納得したし、自己理解が進んだと思った。