プレイグラウンド

24件の記録
画伯@ggahak2025年12月19日読み終わったうーーーーん読み終わったけどこれはどうなんだ、どうですか?????うーむ!やはり現在進行形の最新テクノロジーを扱うのは難しく(書いてる間にも追いつかれてしまうとか)、ひねりがひねりとして効果を発揮しきれていない気がした。でも地球の生物圏のほとんどを占める海の生態系の描写は人生観が変わるすばらしさでパワーズでしか読めないと思う。私は彼の文体が心底好きなのだが、この最新作は特に自由闊達。読んでいると乾いた畑がごくごくと水を吸い込むような感覚がある。 そういうことか〜となってはじめから少し読んでみたけどそれは少なくともすぐにはしない方がよさそうだった。細部が答え合わせに堕してしまうかも。という意味でもやはりモヤる、オーバーストーリーはそんなことはないはずだ

Ryu@dododokado2025年11月8日買った読み終わったパワーズの海洋×AI小説。これまでいろいろAIを題材にとる小説が書かれてきたが、その中でも群を抜いておもしろいし、またたくらみに満ちたフィクションだと思う。貧しい家庭に生まれてやがて文学を志す黒人の少年ラフィ(『巨匠とマルガリータ』が愛読書)、彼の友人で、裕福な家庭に生まれ育ち巨大IT企業を設立する白人の天才少年トッド、南太平洋の島に生まれ、『ナショナルジオグラフィック』の表紙にも選ばれた海洋生物学者の女性イーヴリンの3人の半生が絡み合いながら物語は進んでいく。だがこれはどこまでもラフィとトッドの友情の話で、そこにめちゃくちゃ引き込まれる。 日本でも『トランスパシフィック・エコクリティシズム』(彩流社・2019年)という論集が編まれたり、英語圏を中心にして「環太平洋」を枠組みにネイションを超えて文学テクストと自然・社会の関係を考えようという試みが最近ますます増えてきているが(Elizabeth DeLoughreyなど)まさにそのど真ん中の小説ともいえる。つまりたとえばこの小説はエンタメとしても申し分なくおもしろいのだが、『白鯨』や中島敦の『南島譚』と並べてみたときにいっそうと輝いてくる小説かもしれない。(蟹もでてくる)




















