ひとりずもう

7件の記録
図書館マン@tosyokan-man2026年8月14日読み終わった図書館本Xで気になる一文が紹介されていて、それがさくらももこのエッセイで、調べてみたら地元の図書館にあったので借りてきて読んだ。 最近、難しい本ばかり読んでいたので、さくらももこ特有の軽くて情けない、カラッと乾いたエッセイはするする頭に入って読めるので楽だ。 凝り固まりそうな思考を雑に叩いてほぐしてくれるマッサージ屋みたい。 ひとりずもうは「青春」をテーマとして、さくらももこの学生時代(小中高大)について書かれている。『ちびまる子ちゃん』の巻末に書かれているのと同じような内容が多い。 さくらももこが何歳の頃に書いたエッセイなのかは知らないが、よくもまぁ学生時代のことをこんな事細かに記憶してるよなと思う。 漫画家としてデビューする前後のことだからなのか、単に青春時代だからなのか…… 青春時代に自分がとった行動とか、その時の心情とか、そんな些細な部分を大人になってから思い返して正確に描写できるか?と問われると自信がない。 エッセイはノリが全て、と書いてあったが、私自身もたまに書くからよく分かる。 「エッセイ漫画ならできる気がする。できる気がするというより、できない気がしないと言った方が微妙に正確かもしれない。」 「夢があったらやってみて、どういう具合か判断し、調整が必要ならそうした方が良い、という事である。」 「毎日、人の数だけ違う事が起こっている。同じ日なんて無い。一瞬もない。自分に起こる事をよく観察し、面白がったり考え込んだりする事こそ人生の醍醐味だと思う。」
読書日和@miou-books2025年12月29日読み終わった『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の著者三宅香帆さんが紹介されていて気になり、手に取った一冊。小学生時代から「さくらももこ」になるまでの青春が綴られており、笑いともどかしさが同居する、印象深いエッセイでした。 前半は、昭和の空気をかすめて育った世代として「あるある!」と共感する描写がたくさん。懐かしさに頷きながら読み進めました。一方で、後半の「まんが家を目指す」章では、一度は夢を諦めかけながらも、諦めきれずに葛藤し、それでも再びまっすぐ夢へ向かって走り出す姿に、思わず応援したくなります。ヒロシに対する悪口の辛辣さとバリエーションの豊かさが絶妙で、「さくらももこ節」のセンスが炸裂していて思わず笑ってしまいました。 あとがきにはしんみり。表紙をめくったあとのイラストはそういうことだったんだ・・と分かるのでぜひ読んでほしいです。 さくらさんは清水の街からよく富士山を眺めていたそうですが、私はこの本を、神奈川側――鎌倉の山の中から富士山を眺めながら読みました。 時代も場所も違うけど、ちょっとだけさくらさんに重なった・・・つもり!







