太陽諸島

17件の記録
鈍獣@whale_in_da_room2026年8月2日読み終わった“世界”文学とは言いつつ東欧〜北欧圏に収まってしまっているので、旅はまだ続く的な閉じ方であるのならこのまま終わらせずにアフリカ圏や中南米に至る航路も見せてほしい
鈍獣@whale_in_da_room2026年7月31日再開した“「君のパイナップル、食べていい? グダニスク、いっしょに見学しようか?」 「質問は二つ。答えは一つ。JA!」 「それじゃあ、港に着いたら船室に迎えに行くから。」 「JA!」 JとAの二つの文字がわたしの両手をそれぞれ握って歩き出した。この二文字は国によって発音のされ方は違うが、イエスの意味でわたしを勇気づけ、人といっしょに歩くことを肯定し続ける。「あ」の音を出すために口を大きく開く。子供の頃に使っていた「うん」は消極的に喉をならすだけで、外へ向かって自分を開く音ではなかった。「いっしょに遊ぼう。」「うん。」「仲間に入る?」「うん。」「僕のうちへ来る?」「うん。」「手を握ってもいい?」「うん。」遠い過去の薄闇の中で、ためらいがちの「うん」が連なって細い糸を紡いでいた。北欧に留学するために乗った飛行機が離陸した瞬間、それがぷちんと切れてしまった。”
るり@utatanest2026年4月16日読み終わった多和田葉子の、言葉への執着をみた気がする。 続くんだな〜、旅は。 少し前に、エクソフォニーを読んだので、それと自分の中で呼応するところがいくつもあり、言葉遊びも読みづらいというより、少し立ち止まって、ひらめいて、みたいな過程が面白かった。読むことの醍醐味かもしれない。 はっきりとした終わりではないが、私たちが知ることができるのはここまでなんだなという、当たり前に続いていきますけど?みたいな最後で、私は好きだった。 それぞれ異なる背景の人々がいろいろありながらも、時間を共にする瞬間がある、という作品が手元にあることは救いだー





















