
りんでん
@zkoto428
- 2025年10月7日風と共にゆとりぬ朝井リョウ気になる
- 2025年10月1日
- 2025年9月30日
- 2025年9月27日
- 2025年9月25日読み終わったなぜか涙が出てくるほど共感したタマルの言葉。心が震えるのは自分の中にもそんな風景を持っているからか。長くなるけど引用。 p111 「俺が言いたいことのひとつは、今でもそいつのことをよく思い出すってことだよ」とタマルは言った。「もう一度会いたいとかそういうんじゃない。べつに会いたくなんかないさ。今さら会っても話すことなんてないしな。ただね、そいつが脇目もふらずネズミを木の塊の中から『取り出している』光景は、俺の頭の中にまだとても鮮やかに残っていて、それは俺にとっての大事な風景のひとつになっている。それは俺に何かを教えてくれる。あるいは何かを教えようとしてくれる。人が生きていくためにはそういうものが必要なんだ。言葉ではうまく説明できないが意味を持つ風景。俺たちはその何かにうまく説明をつけるために生きていると思われる節がある。俺はそう考える。」
- 2025年9月25日歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理三津田信三読み終わった三津田信三先生の色々なシリーズはそれぞれちょこちょこつまみ食いしていて細かい部分もう思い出せないところもあるのだが、今回の新シリーズ、最後まで読むと「そう繋がりますか!」という嬉しい驚きでした。
- 2025年9月25日
- 2025年9月18日山と言葉のあいだ石川美子気になる
- 2025年9月18日
- 2025年9月18日
- 2025年9月18日
- 2025年9月13日
- 2025年9月13日
- 2025年9月13日酒亭DARKNESS恩田陸読み終わったホラーというよりはちょっと不思議な話集。私自身えらい酒飲みで酒飲み本を好んで選んでしまうのだが今回一番好きなのは「歌うカステラ」だった。最高の甘味と最高のお茶が少しずつ提供されるフルコース…お茶飲みたくなる。 もう一つ、ボーナストラックの「ムーン・リヴァー」がよかった。亡き叔母さんの思い出を辿る兄弟のお話。トゥーツ・シールマンスの音楽が大好きなので思いがけずこの話で出会えて嬉しい。
- 2025年9月11日
- 2025年8月27日遠い太鼓 (講談社文庫)村上春樹読み終わった1986年から1989年までの約3年間、著者がヨーロッパに住んでいた時の記録。このあと色々あったしインターネットが普及する前だ、どの国もきっと今は変わってしまったことだろうが、愛と愚痴と文句と悪口(事実?)がたっぷり綴られ、当時のギリシャもイタリアもとてもおもしろそうな国に映り、ずっと読んでいたかった(しかし私はどんなに魅力的でも絶対イタリア車は選ばないと決めた)。 もう自分はこの先長い旅行に出ることはまずないだろうが、あとがきにあるように、疲れてくたびれて初めて得られる知識や喜びを知るために旅に出たくなる。
- 2025年8月27日満月が欠けている穂村弘気になる
- 2025年8月27日旅情夢譚岡本綺堂読み終わった岡本綺堂が好きなので、出るとつい購入してしまう。今回は殺人事件の話13篇。謎解きの面白さというより、お話を聞く心地よさ。矛盾してるが「蛔蟲」が生理的に気持ち悪くてよかった!
- 2025年8月27日一九八四年 (ハヤカワepi文庫)ジョージ・オーウェル,高橋和久読み終わったやっと読み終わった。人間の希望を叩き潰す完璧な台本を見た。こんなことないない、と笑えないこの頃が恐ろしい。この本を読んだ今ならどんな本も読める気がしている。
- 2025年8月17日第七師団と戦争の時代渡辺浩平読み終わった終戦80年の日に。 激戦地に送られることが多かった第七師団。送られた半数以上が帰ってこないとかほぼ全滅や壊滅とかという言葉が辛い。降伏宣言後の樺太と占守島の項は震えながら読んでいた。第二十五連隊の自衛戦闘がなければ北海道の半分はソ連になっていただろう。今頃はきっと全部ロシア領。 先日連隊のあった月寒を歩いてきた。つきさっぷ郷土資料館にはまた行きたい。月寒あんぱん好きです。 末端の死屍累々の犠牲の中、中央の天辺の方々は戦後もご活躍で。甘いとか言われるのを承知で言う。戦争は駄目だ。
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