
りんでん
@zkoto428
- 2025年8月17日第七師団と戦争の時代渡辺浩平読み終わった終戦80年の日に。 激戦地に送られることが多かった第七師団。送られた半数以上が帰ってこないとかほぼ全滅や壊滅とかという言葉が辛い。降伏宣言後の樺太と占守島の項は震えながら読んでいた。第二十五連隊の自衛戦闘がなければ北海道の半分はソ連になっていただろう。今頃はきっと全部ロシア領。 先日連隊のあった月寒を歩いてきた。つきさっぷ郷土資料館にはまた行きたい。月寒あんぱん好きです。 末端の死屍累々の犠牲の中、中央の天辺の方々は戦後もご活躍で。甘いとか言われるのを承知で言う。戦争は駄目だ。
- 2025年8月17日満月珈琲店の星詠み望月麻衣,桜田千尋読み終わったフォローしている方のレビューを見て読んだ。 人間生きてるといい時期も悪い時期もある。猫さん達と美味しいものと優しい時間に少し背中を押されてまた前に進む登場人物達が愛おしい。シリーズ続けて読んでいきたい。 さあ明日からまた仕事するか。
- 2025年8月14日責任の生成國分功一郎,熊谷晋一郎気になる
- 2025年8月11日
- 2025年8月7日営繕かるかや怪異譚 その参小野不由美読み終わったこれも大好きなシリーズだが、「その肆」がもう出ましたよ!というタイミングで「その参」を読了。積読崩さねば。 ホラーというより怪異譚という言葉がぴったり。人が住むからには「家」には色々あって、古ければ尚更あるだろう。人は記憶を「家」に紐付ける、幸せなら幸せを、不幸なら不幸を。辛くていっそこのまま一緒に朽ちてしまいたい「家」もある。 それでも「家」とは、 『「建物としての家は器でしかないのですが、私は大事だと思ってるんです。気持ちの良い家に住むことは人にとって良いことだというか。新しければいいというものでもないし、大きければいいというものでもないです。古くてもボロボロでも、住んでる人にとって居心地がいいーそういう家があることが大切なんだ、って」』(骸の浜)。 住む家を考えることはこれからの自分の人生を大事にすること。…見ないふりしてたうちのあの壁の穴を直すか…助けて尾端さん。
- 2025年8月3日長い道宮崎かづゑ気になる
- 2025年8月3日北海道ミステリークロスマッチ千澤のり子,和久井清水,新麻聡,既晴,松本寛大,柄刀一,根本尚,櫻田智也,深津十一読み終わった漫画あり、えええーっ!と思う作品あり、端正な作品あり、全部面白かった。この「北海道ミステリークロスマッチ」、手弁当ぽくて続けるの大変そうだが続いてほしい。
- 2025年7月30日ROCA コンプリートいしいひさいち読み終わった大好きないしいひさいちの大好きなROCAシリーズ。既刊の3冊(持ってる)をまとめた完全版だが私も「ROCAなら何でも買う」読者の1人です。いしいひさいちをただのギャグ漫画家と思っている人はいないだろうが、笑いに狂気と人の世を落とし込むまさに天才。 どのラストシーンも苦さと深い余韻が残る凄い作品で、特に「さよならセニョリータ」は何と胸に迫ることか。
- 2025年7月26日9人はなぜ殺されるピーター・スワンソン,務台夏子読み終わった半分過ぎから一気読み。謎がほどけていくのにドキドキした。各人に訪れる死の瞬間が怖い。 理不尽じゃない?と思いつつまあ登場人物が言ってたように人生はフェアじゃないんだろうし「そして誰もいなくなった」も結構理不尽だったし。 ラストは好き。 アメリカ舞台の現代小説はあまり読まないが、メインはもう白人というわけじゃないんだな。ほんとにいろんなルーツの人達がいた。車も色々でそりゃあ関税上げたくなるかもね。 「フトン」ってポピュラーなのかな?
- 2025年7月26日パン屋再襲撃 (文春文庫)村上春樹読み終わった何せ世の中暑いので軽く短編集でも…と読み始めたらそんなもんじゃなく頭かき回されたが「この人どの長編に出てたっけ?」があり楽しかった。 5番目の「ローマ帝国の崩壊〜」は作品内に強風が感じられて今時期ここちよい。「ねじまき鳥と〜」は「ねじまき鳥クロニクル」そのもの。
- 2025年7月17日アフターダーク (講談社文庫)村上春樹読み終わった差し込まれる時計板の時間をリアルに想像しながら読み、午前5時代くらいになると夜中の興奮から朝方の眠い寝たいでも私は起きなきゃのだるさがもろに伝わって明日の起床が辛い。 最後のエリマリ姉妹はまさに“アフターダーク”の予感。
- 2025年7月17日深淵のテレパス上條一輝読み終わった帯に芦花公園先生が書いていたように「ラストまで読むとめちゃくちゃ気持ちいいです!」の通りだった。オカルトとミステリ両方の解が提示され、よくある読後感の悪さ(苦手)もなくさりとて物語の質も高くて面白かった!シリーズ化希望…と思ってたら次が先日出たので読みます。あの人もこの人もレギュラーであってほしい。
- 2025年7月16日不連続の世界恩田陸読み終わった塚崎多聞が「見知らぬ土地の隅っこで」、「そこそこ気の置けない誰かと、世界の秘密について語り合」う、トラベル連作集。ずっと読んでいたかった。前作「月の裏側」で多聞はジャンヌについて結構辛辣なこと言ってたと思うがどうも違うぞ多聞。 「夜明けのガスパール」では「珈琲怪談」4人が揃う。私もこんな人たちと四国でただうどん食べて帰ってくるような酔狂な旅がしたい。いい仲間だ。
- 2025年7月11日
- 2025年7月11日月の裏側恩田陸読み終わった「珈琲怪談」の塚崎多聞が好きになって初登場作を読んでみた。ミステリなのかSFなのか普通小説なのか(多分それはない)何の予備知識もなかったがかなりなホラーであった。なんだかんだいって多聞くんが一番怖い。
- 2025年7月3日一九八四年新訳版ジョージ・オーウェル,高橋和久読み始めた今年は村上春樹の長編を全部読む(恥ずかしながら今まで長編を一つも読んだことがなかった)のを目標にして発表順に読み進めている。というわけで村上春樹の前に本家を読もうと意を決して読み始めたが本の紹介を読んだだけでもう気が重い…。
- 2025年6月30日海辺のカフカ(上巻)村上春樹読み終わったとても面白くてそのまま下巻突入中。ストーリーに加えて少年と大島さんの対話が面白い。シューベルトのソナタ、坑夫、アイヒマン、雨月物語…。しかしそれは置いといてあの猫の場面は結構きつい。 大島さんが恐れ憎む「想像力を欠いた狭量さ、非寛容さ。ひとり歩きするテーゼ、空疎な用語、簒奪された理想、硬直したシステム。」。著者にしては珍しいストレートな怒りを感じた。
- 2025年6月29日断片的なものの社会学岸政彦気になる
- 2025年6月22日
- 2025年6月22日三十棺桶島モーリス・ルブラン読み終わった大量殺人なのに妙に明るいテイスト。ルパンのキャラクターのなせるわざでしょうか。訳者の方は「獄門島」との類似について書かれていたけれど私は「八つ墓村」の方を思った。いつ出てくるのールパン(金田一)!
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