虚弱に生きる (扶桑社BOOKS)

10件の記録
絵美子@835emiko2025年11月5日読み終わった読むか少しだけ迷って結局あっという間に読み終わった。ダブルで想定外だった。 自分自身が虚弱ではないので共感するところは無いかもしれないという想定と、周りにも虚弱体質の人間がいないので曖昧に想像するだけだった虚弱に対するイメージが完全に変わった。 共感するところはかなりあった。 行動を習慣化するとメンタルが健康になり(というより病みにくくなる)、更につよくなるところ、自分の変化にも景色の変化にも気づきやすく、幸せを感じやすいというのはその通りで、大人になってから善の方向で何かを習慣化したことがあるひとは膝を打ちまくると思う。 あとこれは自業自得で不健康になるひとばかり見てきたせいで、虚弱体質は逆に言えばそれ相応の生活をすれば改善できるイメージが勝手についていた。これは不健康ではない状態だから思いつく考えだと気づいて傲慢だったなと恥ずかしくなった。 そこらの体力ある人間の誰よりも健康的な習慣をもつ終電さんに驚いた。始めることより続けることの方が圧倒的に難しく、でも続けた先にしかわからない境地があり、それについて習慣化界隈といますぐ話したいくらいだった。 「支えてくれる人ができたから体力がなくても何とかなったのだと、女は体力がなくてもお金がなくても結婚すればいいのだと、決めつけられるのも悔しい。こんなに頑張ってきたのに、結局「結婚」ごときですべてが解決したら、それまでの苦労が否定されたような気分になってしまう。」 ここについてはもはや体質とか関係なく(あるのだけど)生きる姿勢でもあり、わたしの気持ちも文章とないまぜになり乗り換える駅を通り越しそうになってしまった。(本を読めばわかるけどマジョリティに対してどうとかではなく、この本の内容は常に自分と向き合って戦って進んでいる) 装丁もとても素敵なので急いで買わず紙でゲットすればよかったな。アー


















