求めない練習
15件の記録
読書日和@miou-books2025年12月30日読み終わった韓国でベストセラーとなった、ショーペンハウアーの幸福論をベースにした一冊で、もともとは40代向けに書かれた本だそう。 「40代は、人が最も情熱的に生きる人生の黄金期であり、同時に“人生は苦しみである”という認識にも至る時期でもある」最初から共感しまくりです。 興味深いのは、この本が20代の韓流アイドルの愛読書として紹介されたことをきっかけに広く読まれるようになったという点。一見きらびやかに見える世界の裏で、韓国社会もまた「求めすぎること」に疲れているのかもしれない、と思いました。 ショーペンハウアーは厭世主義者/ペシミストとして知られていますが、実際には経済的に豊かで、いまでいうFIRE生活を送っていたとも言われています。だからこそ到達できた洞察なのか、それとも環境とは別の地点から見つめた人生観なのかと考えさせられました。 なかでも心に残ったのは、 「成功したければ、望むものを手に入れるがよい。幸せになりたければ、いまあるものを楽しむがよい」 という一文。 そのほかにも、印象に残った言葉を記録としてのこします(ネタバレ的ですが) 「人生とは、目の粗いモザイクのようなものだ。近くから見たときはそれが何かよくわからないが、遠目で見ればその美しさが見えてくる」 「食べたものが肉体となり、読んだものが精神となり、現在の自分となる」 「今日という日はたった一度きりだ。二度とやってこないということを、常に肝に銘じておくべきだ 「時間と幸福は、留まることなく流れていく」 「あなたが無駄に過ごした今日は、昨日死んだ人があれほど望んだ明日だ」 「 幸福の真の条件は、客観的な外部に求めるものではなく、自分の内部の主観的条件から求めるべきだ 」 そして本書は最後に、 「賢明に生き、品格と教養を積み重ねて年を重ねるには、読書と試作、そして絶え間ない自己洞察が必要だ。運命は変えられる」 という言葉で締めくくられます。 続けて読んだ、別の著者による“時間”についての本でも、ほぼ同じテーマ──教養、古典を読むこと、主観的な時間の使い方、そして鍵となるのは「幸福」──が語られており、二冊を続けて読むことで理解がより深まったと、なんて言うとショーペンハウアーに怒られそうですが、そう感じています。
読書猫@bookcat2025年11月19日読み終わった(本文抜粋) ショーペンハウアーの言葉 “人生とは、苦痛と退屈の間を行き来する振り子のようなものである。” “人生のうち最初の40年は本文であり、次の30年は本文に対する注釈である。” “虚栄心を持つと口数が増え、誇りを持つと寡黙になる。” “人間が完全に自分でいられるのは、ひとりでいるときだけだ。つまり、孤独を愛さない者は自由を愛していないのである。” “愛は主観的であり、尊敬は客観的である。”







