つくられた日本の自然

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いるかれもん@reads-dolphin2026年2月5日読み終わった学び!無知な私にとっては到底一読して理解できたわけではないけれども、読んでよかった。序章でさまざまな哲学者の名前とかが出てきて先行き不安になったが、第1章以降はじっくり読めば一応読み進めることができた。日本庭園には砂利が敷かれているのは、穢らわしい地面を見せないためとか、四足歩行の動物は食べちゃいけないけど、兎を「羽」で数えることで鳥とみなしたり、猪を「牡丹」、鹿を「紅葉」などと読んで食用にできたとか、言われてみればなんでだろうという日本の風習についていくつか背景を知ることができてよかった。文化人類学や哲学を学んでもう一度挑戦したい。


隅田川@202506282025年12月27日読み終わった詳細より 「日本の自然」は自然の実態そのものではない。それは自然を表象したものであり、長い歴史のなかで文化的に構築されてきたものである。それはいかにしてつくられてきたのだろうか。 古代日本では稲こそが自然であり、収穫の秋はかなしみではなく喜びの季節だった。『万葉集』『古今和歌集』が育んだ四季概念。武士の枯山水。江戸時代の版画に描かれた富士山、水田、桜。こうした表象を「国有化」し、軍国主義に利用した近代。そして「自然」を消費する現代へ。 「自然」という作為を人類学の視座から描く。 序章ーー人類学理論における「自然」 第一章 日本人の宇宙に住まう者たち 第二章 清らかな水田ーー奈良時代初期における「日本の自然」の誕生 第三章 農耕民族の四季から文化的に定義された四季へーー奈良時代と平安時代 第四章 「日本の自然」としての枯山水ーー中世 第五章 「日本の自然」としての水田、桜、富士山ーー江戸時代 第六章 「日本の自然」の国有化と軍事化ーー近代 第七章 「日本の自然」の家畜化・商品化 第八章 消費主義の文化的基盤 終章 あとがき 図版一覧 註 索引
















