最後のライオニ 韓国パンデミックSF小説集
最後のライオニ 韓国パンデミックSF小説集
デュナ
イ・ジョンサン
キム・イファン
キム・チョヨプ
チョン・ソヨン
ペ・ミョンフン
古川綾子
斎藤真理子
清水博之
河出書房新社
2021年12月27日
15件の記録
飴田@hukuro_neko2025年11月12日読み終わった図書館で借りた表題作「最後のライオニ」が好き。 ひとりの遺品整理士の話。 遺品整理士は種族として存在していて、滅亡した惑星から有用な資源や情報を掬い取り、新たな居住地へと送り届けることで宇宙の循環を担う。 その在り方故あらゆる滅亡の形を目のあたりにしても怯むことなく役割を遂行できるはずが、主人公には滅亡、死、別れの瞬間を想像しては恐れを感じてしまう"欠陥"があった。 周囲と同じように依頼をこなすことができない自分に劣等感を抱いていたとき、ある星への探査依頼が"単独指名"の形で届く。その内容は「価値のない滅亡」とされる星への単純な内部調査だったが…


たびたび@tabitabi2025年4月30日読み終わったSFでありながらも、コロナ禍のあの閉塞感を共有したからこそ、どこか身近に感じられる話が多かった気がする。 特に好きだったのは表題作と、イ・ジョンサン「虫の竜巻」。
zelkova@zelkova2025年4月13日気になるこの本の中の「チャカタパの熱望で」という短編がラジオのハングル講座で紹介されていて気になっていたら、斎藤真理子さんの『隣の国の人々と出会う』でも紹介されていて、「おそろしくまぬけな感じに仕上がっている」原作を翻訳するのは難しかったが、「まぬけさを再現することができた」そうなので、ますます気になっている。















