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翡翠文庫
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@Hisui_Bunko
  • 2026年5月25日
    一千一秒物語
    一千一秒物語
    月光のワルツと、シガレットの香り。サイレント時代のキネマみたいなーー
  • 2026年5月25日
    西の魔女が死んだ(新潮文庫)
    魔女になるために必要なのは意志の力、自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力。魔女修行の第一歩は早寝早起きと、規則正しい食事に適度な運動ーー。不登校の少女が祖母との生活を通して、生きる力を取り戻してゆく物語。野いちごのジャム、自家製ミントティ、採れたて卵のハムエッグ…。読んでいるこちらまで癒されるような里山の暮らし。ほろ苦い経験を経て辿り着くラストシーンは哀しいほど美しく、愛おしい。
  • 2026年5月23日
    一汁一菜でよいという提案
    真に伝統的な家庭料理とは「米+具沢山の汁物+漬物=一汁一菜」であり、日常の食事はこれで充分という、古くて新しいライフスタイルを提案する名著。「和食は一汁三菜が基本」という通説に一石を投じ、全国の女性を料理のプレッシャーから解放した主婦のバイブルです。「加工食品をこねくりまわして作った、見てくれだけの一汁三菜には意味がない。味噌汁に煮干しと全食材をぶち込んで、漬物を添えた一汁一菜の方が、料理として遥かに格上だ。恥じることなく堂々と、一汁一菜を作り続けなさい」というのがその主張で、家庭料理を本来の姿へ立ち返らせようとする思想書でもあります。
  • 2026年5月23日
    冬虫夏草 (新潮文庫)
    『家守綺譚』の続編。 キャッチコピーをつけるなら、 ーー書を捨てよ、山へゆこう。 といったところかな。 家守たる綿貫が鈴鹿山中へ赴いたのは愛犬ゴローを探すためで、書を捨てたわけではないのだけれど、文筆家の綿貫が山歩きをすれば、それはおのずと吟行の様相を呈してくるわけで。 難産で亡くなった若年妊婦の話、学問を諦めて嫁いだ娘の話など、前作よりビターな話が多め。それでも湿っぽくならないのは、作者の筆力、綿貫の人徳、ゴローの犬徳のおかげかな。
  • 2026年5月22日
    家守綺譚 (新潮文庫)
    季節が変わるたびに読み返してる。 一種の怪談だけど、おどろおどろしい感じは全くなくて、アヤカシも神々もまるで風景の一部のように、何食わぬ顔で日常に溶けこんでいる。知識人の綿貫より、庶民代表たる隣家のおかみさんの方が、どっしりと腰が座っているのが可笑しい。 百日紅、都忘れ、白木蓮、ダァリヤ… 日本人の遺伝子に刻み込まれた原風景。頁を繰るたび外の喧騒が遠のき、時間がゆったりと流れていく。 熱いほうじ茶が飲みたくなるような、そんな本。
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