冬虫夏草
49件の記録
- hino_21@hino_212026年2月2日読み終わった幽霊や河童などの存在をそのまま受け止め付き合える、どんな存在もフラットに受け入れる主人公がよい。飼い犬より自分の方が格が下だと自然に思ってしまえるのがすごいと思う。 高堂の登場が前作より少ないのが、高堂好きには少し残念。
𓇌𓅱𓇌@dccxxiv___2026年1月23日読み終わったp.291 ---なに、それは生物一般に云えることではないでしょうか。そのときどき、生きる形状が変わっていくのは仕方がないこと。それはこういう閉ざされた村里に住む人びとでも同じことです。人は与えられた条件のなかで、自分の生を実現していくしかない。 私はすっかり感じ入った。 夏と冬とでは生きる形が違う、それはサナギタケ、冬虫夏草を彷彿とさせた。南川は、あれはただ、菌が昆虫の体を乗っ取っただけだ、というようなことをいっていたが、森羅万象、大きく見れば、そもそもはひとつのもの、周囲の条件によって、現れる特質、形状が違ってくるというように考えられるではないか。冬虫夏草はその象徴的なものとも思える。「同じ場所」を使っただけの話だ。とすれば河童がイワナのあとを継ぐくらい、如何程の不都合があり得よう。

碧衣@aoi-honmimi2026年1月23日読み終わったかつて読んだ友人の家の家守をする文士・綿貫征四郎は二月も家に帰って来ない飼い犬のゴローを探すのに加え、鈴鹿の山奥にあるとされるイワナの夫婦が営む宿屋を目指し旅に出る。 急速に近代化が進む世の中に対して、綿貫の周囲には毘沙門の祭りに参加するムジナや説法を施すタヌキが存在し、鈴鹿の山には河童、さらには竜神の存在が示唆されている。そして多くの植物たちの存在がある。 綿貫は自身は憂鬱を長い間、引き受けられない性質を物書きとしての短所と語る場面がある。確かにそれは弱点になるかもしれない。けれど、旅の道中に起きた見ず知らずの人の不幸を彼は本気で同情し寄り添える。良い意味で線引が出来るのは人としては強みではないだろうかと思う。大成はせずとも細く長くは生きていけそうな気がする。
よみみ@yomir2025年12月31日読み終わった感想読み終わりたくなかったけど読み終わっちまった!2025年の100冊目に相応しい作品だった!! 家守奇譚からの村田エフェンディ滞土録からの…冬虫夏草!!!最高のシリーズだった。 夏目友人帳とか好きな人本当に読んでほしい… この作品を紹介するならまず家守奇譚を読んでほしいのであえて紹介はしないんだけどとにかく最高だった、本当に心の底からずっとずっと読んでいたかった。 特に桔梗と寒菊が好きだったな、どっちも泣いたし、主人公である綿貫を私はすでにめちゃ信頼してるんだけどそれをさらに強固にさせてくれる感じ、非常に好きだわ〜。 あーー、最高だったなー。このシリーズの3冊はいつでも読めるように買う!!家にあってほしい! 今年の100冊目でした、ありがとう!!!!
bitter100%@bitter1002025年11月1日ちょっと開いた@ 自宅『家守奇譚』が好きで、最近、近藤ようこが漫画にしたものが発売されたのでまた読みたくなり、なぜか『家守奇譚』ではなくこっちを手に取ってしまった。しばらくの間、お酒をちびちび舐めるようにこれを読もうかな。
草大福@yadokari152025年10月9日読み終わった村田エフェンディちょっと辛かったんだけど、からの冬虫夏草は、最高でした。つらくてもエフェンディを読み切った甲斐があった。 綿貫と一緒に山の中を旅した気持ち。楽しかったなぁ。 途中に出てくる三兄弟が可愛すぎて、可愛すぎて、思わず泣いてしまった。いとおし泣き。





ゆいちゃん@yui__arm2025年8月14日読み終わった感想『家守綺譚』続編。 姉妹編の『村田エフェンディ滞土録』から思いがけずはじまった梨木香歩一気読みターン、最高の夏休みでした。 今作の綿貫くんはゴローを探して旅をします。 旅の過程でもやっぱりたくさん不思議なことに出会うんだけど、それをすんなり受け入れて進んでいく綿貫、本当に良い奴で気持ちが良い。 ゴローに出会えたのかどうか、ぜひ読んで確かめてほしい。 赤竜とサラマンドラの話が知りたい方は絶対『村田〜』のほうも読むべき。あーあ、もっと読みたかったな。続き、出ないかな。
さくらゆう@skryuh_2025年7月3日お気に入り読んだ好きな作家『家守綺譚』の続編。 前回と変わって、今回は旅。 家で共に暮らしていたゴローの姿が近頃見えない。 そんなわけで、ゴローを探す旅が始まる。 訪れる所々で、様々な目撃情報や、ゴローの善行などを聞きながら向かう先が決まっていく。訪れる村々で出会う人たちの生活を感じたり、頼み事を受けたりするうちに、少しずつ少しずつ進んでいく。 人情に訴える話があったり、自然に対する人の在り方を思ったり。 「そのときどき、生きる形状が変わっていくのは仕方がないこと。(中略)人は与えられた条件のなかで、自分の生を実現していくしかない」 今回も多くの学びがありました。 『キキョウ』からの『マツムシソウ』の、時の流れに逆らった美しい出逢いに落涙。 そして、ゴローとの再会も感涙。 はじめてのおつかいのゴールを見ているよう。 これと並行した物語が『村田エフェンディ滞土録』であり、その中で高堂が村田に言う「それはもとの神社にお帰りねがえ」の言葉を思い出して、真意を理解して笑いました。 ここまで読んでみて、まだ続きがありそうだな?という気がしてしまいますね。 サラマンドラの解決がまだありそう。



































