大きな鳥にさらわれないよう

61件の記録
- あまみ@amami_book2025年8月19日読み終わった最後まで読めばもう一度最初から読みたくなる。 あたしのかみさま。 かみさまはどうして人間を作りたもうたのかしら。 人間である限り問い続けることになる。 あたしが終わってもその問いは受け継がれていくだろう。
- 白玉庵@shfttg2025年8月7日読んでる『真鶴』あたりまで熱心に川上弘美を読んでいたが、なんとなく離れていた。まだ半分くらいだけど、この本すごい。めちゅめちゃ不穏である。川上弘美空白期間を遡らねば。
- ju@amimmi2025年8月5日読み終わった物語は視点を変え、世界のしくみや真理、暗部をひもとかれてゆくのに、最後の祈りを見届けたとき、苦しさよりも安らぎが心に満ちていく不思議な読後感で、その後にまた「形見」を読み返し、本を閉じてからしばらく泣いた。 「形見」「緑の庭」「Remember」「奇跡」が特に好きだった。
- こよなく@koyonaku2025年8月3日読み終わった始めは掴みどころのない世界観に首を傾げながら読んでたけど、少しずつ世界が紐解かれて、穏やかな筆致に惹き込まれた。 社会も生殖も今の私たちとは異なる未来の人類。淡々と描かれる未来の私たちは、誰かを愛し憎み、去った者を偲ぶ、自由を求め、知らないことを知ろうとする。今の私たちと変わらない姿があるから、読んでると心は安らぎ、気持ちがいっぱいになった。
- 米谷隆佑@yoneryu_2025年7月25日読み終わった未来の人類史をテーマにこれほどやわらかく、心情のこもった作品があっただろうか。初めて受けた衝撃にしばらく身悶えした。 SF、というには硬派すぎて、とてもじゃないがこの小説を上手く分類する言葉があるとは思えない。一部分で硬派な科学の言葉を使うけど、会話調にするっと滑り込ませた程度の専門用語で咀嚼が難しくない。 コンピュータ科学と生物学の話に触れることがあっても、全てに既視感があり難しく感じさせない。それどころか、どこかで見たことのあるような景色、心理変化、そして聞いたことのない末路を見せられ、ぼくは巨大な鳥に監視されているかのように漠然と怖くなってしまう。神、かみ?なのかもしれない。信じたことのない神を、一度だけ信じてみるならこの「気配」から探っていきたい。
- yt@yt2025年7月24日読み終わったせんそうはもうまっぴら。 でも争いがなくなったら、それはもう人間とはいえないのか? 工場で作られるクローン人間や食糧。 荒廃した文明を使って著者が仕掛けたナウシカ的パースペクティブ。 人間は絶滅した方がよくないか? 「あなたは、ほんとうに人間らしい人間なのよ。あなたは何かを生みだす。そして、生みだすものより多くのものを破壊する」(p258) 破壊を否定しないし、人間性も肯定しない。 ただ描かれる箱庭的世界。 とても意欲的で、こういうの好きです。
- たま子@tama_co_co2025年7月20日読み終わった物語はつぎつぎと話者を変え、ときに美しくときに酷たらしい世界を語る。読み終えてすぐ最初の話「形見」を読み返し、すべてがまあるくゆるやかにつながり、「形見」の世界がとても大切なものに変わる。さらにまた一から読み返したくなり、特にすきだった「みずうみ」と「interview」と「踊る子供」を読み返す。それにしてもなんと人間は愚か……それなのにこの本を通すと何かとても愛おしいもののように感じられて、希望をもちたいと思ってしまうのだ。何度だって。
- たま子@tama_co_co2025年7月17日読んでる短編集のような見知らぬ世界に住む人々の暮らしをひとつずつ読む。そのうちに物語たちはあれよあれよとつながっていき、世界のふしぎがすこしずつ明かされていく。美しくも底知れぬこわさを秘めた遠い未来のこと。毎晩寝落ちするまで数編読み、そのたびにおもしろすぎないかこれは……とうなっている。
- 蚊聞@mmoskito2025年7月7日気になるhttps://podcasts.apple.com/jp/podcast/%E8%8D%BB%E4%B8%8A%E3%83%81%E3%82%AD-session-%E7%99%BA%E4%BF%A1%E5%9E%8B%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9-%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88/id1532201544?i=1000708584720
- mal@K__mal2025年7月4日読み終わった借りてきた感想『某』が面白かった、やはり川上弘美作品が好きだ、という話をしたら、奇遇なことにちょうど読み終わったから…と母が貸してくれた作品。愛と生殖の切り分けと、個と群の在り様。冷静だけどロマン主義的でとても好き。
- ふかふかページふかふか@Mt_b_page2025年6月26日読み終わった@ 自宅ディストピアの気配を感じて身構えながら読み始めたら、次第に不思議が増えてくる。 SFのようでありつつ、帯の「未来の神話」に頷かされる。 謎が明かされ、今までの事柄が繋がる瞬間があります。 読後すぐ第一話に戻りました。
- emu@emu___0h1s2025年5月25日読み終わった遠い未来、やがてやってくる人類の荒廃と、それを見守る母たち、性、命、愛、憎しみ、悲しみ、世界を巡るささやかなたくさんの祈りの物語。読み終わってクラクラする。大好きです。
- TOMOCK@To_mock2025年5月19日読みたい発売してすぐに購入したのですが、なかなか読めずに本棚にしまってありました。 この前のsessionの本紹介コーナーで倉本さおりさんが紹介されていたのを聞いて、そんな話だったんだ!と気づいて読みたくなりました。
- riu@riufish2025年4月11日読み始めた@ 自宅「フヅクエ下北沢店5周年」 本を読む人 ひとりひとりの物語 詰まった宝物のような冊子 ひとつ 心に残った物語 娘の本棚にあったはず 春から彼と暮らしている彼女 犬とふたり暮し はじめたわたしの読みはじめた1冊 言葉触りよく 2章まで読み終えた
- oyui@ii33_2025年3月5日かつて読んだまた読みたいとってもとってもすきな話だった 美しくてこわくて儚くて たまたま手に取った本だけどずっと忘れられなくて心に残ってる こんな物語をまた読みたいんだけど4年出会えてない