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木蓮
木蓮
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@aliensjean
  • 2026年1月12日
    ポケットにライ麦を〔新訳版〕
    ポケットにライ麦を〔新訳版〕
    最後の場面がこの物語の結晶なのですね。犯罪の悪質さを際立たせ、少女の人生のやりきれなさ、探偵ミス・マープルの怒りと勝利を表した。途中こそ興味津々と読んでいたものの、この場面で、やりきれなさと犯人許せねぇヤツだ……という気持ちがじわじわと胸の中に広がっていった。
  • 2025年10月11日
    営繕かるかや怪異譚 その肆(4)
    怪異の正体は予想できるものもあればよく分からないものもある。でも、営繕をして暮らしていける状態にする……根本的な解決はしなくても。ホラーなんだけど、現実的で地に足のついた話だなぁと思う。「鉄輪」「いつか眠りを」の二話は、そこにいる幽霊のことに思いを馳せて、供養することが描かれていてよかった。尾端さんの言葉、「どうしてあげたいですか?ー相手はどうして欲しいと望んでいると思いますか?それを考えることが、供養するということなんだと思います」と。そうだよね、かつてはいろんな想いを持っていた人なんだから、と感じた。
  • 2025年10月5日
    家守綺譚 下
    家守綺譚 下
    「ススキ」の月あかりの表現や、「葡萄」の湖底でのやり取りなど、原作の持つ静謐な雰囲気を感じとることができて、これはまた別個の読書体験だと思った。「葡萄」の話の、綿貫が力強く意志を表示するも、自分のしたことを省みて行動する場面がとてもいいなあと。そして不思議な世界から現実へ、自分の意思で戻る。あと、犬のゴローがかわいい。
  • 2025年10月5日
    家守綺譚 上
    家守綺譚 上
    原作の白木蓮のエピソードが好きでした。白木蓮の木に雷が落ち、タツノオトシゴを身籠るという話。本作の、最後の見開きのページが素晴らしいなあ、と思いました。
  • 2025年10月4日
    小さな神のいるところ
    梨木香歩さんの作品は植物や鳥の記述が多く、私はそれほど詳しくないので、その度に検索して楽しむ。今回はオナガという鳥の存在を知り、その凛々しさに惚れ惚れした。昆虫の記述もあり、それはそのまま想像することができたので、私はそこの解像度がきっと人よりあるのだと気づく。好きなエピソードはたくさんあるが、狭い養殖場の傷だらけのカンパチの話を。狭い世界だけを見つめていると行き詰まる…人間関係の世界から、大きな自然界に目線を移す。読み進めるうちに自然とそうしている。私は梨木さん作品のそういうところに惹かれる。
  • 2025年8月29日
    罪と罰 下
    罪と罰 下
    主人公ラスコーリニコフVS判事ポルフィーリィの場面がアツい。「(前略)苦しみもいいことです。苦しみなさい。(中略)信じられないのは、わかります。だが、小ざかしく利口ぶってはいけません。ごちゃごちゃ考えないで、いきなり生活に身を委ねることです。」 本当にそう。自分の頭の中だけで暮らすな、地に足をつけて生きなさいと。ラスコーリニコフの心情に共感するところがあるような人にとっては、刺さるのでは。ポルフィーリィは自分は終わった人間だというが…どんな過去がある人なんでしょう。
  • 2025年8月17日
    罪と罰 上
    罪と罰 上
    主人公は頭がよく他人の企みをよく見抜くが、それは自分へも向き苦悩する。犯罪を犯し、他人の目よりも自意識によって追い詰められ、罪の意識に耐えられない。良心の呵責というより、卑しい自分でいることに耐えられないという感じ。なるほど、それが罰ということかな?全然周りが見えていない感じで、若い時は主人公に同調して読んだだろうが、今は、何をやっているんだ!と思いながら読んだ。でも、自分にもそういう時期があったなとも思う。そんなわけで、私はポルフィーリィが好き。彼もそんな時期があったのだろうなと思うから。
  • 1900年1月1日
    認知症の人を愛すること
    認知症の人を愛すること
    認知症の身内との関係を受け入れつつあったけど、ときどき強烈な揺り戻しがあるときに読んだ。身体はそこにあるのに、以前の人ではない。それを曖昧な喪失という。ああ、自分はおかしくないんだな…と思って、いろいろなヒントを得て、またその人のことを考えられるようになった。この本で知った、ゲシュタルトの祈りが支えになっている。日本語よりも英語の方がすっと入ってきていいなと思う。 I do my thing and you do your thing. I am not in this world to live up to your expectations, And you are not in this world to live up to mine. You are you, and I am I, and if by chance we find each other, it’s beautiful. If not, it can’t be helped.
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