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化皮
化皮
@bakenokawa813
読んだ本の記録です。大概毎年年間30冊程度。 気に入った本を極端に繰り返し読む傾向にあります。
  • 2026年7月6日
    てんげんつう(新潮文庫)【しゃばけシリーズ第18弾】
    読み返ししゃばけシリーズ19冊目。表紙のイラストの中央にいるてんげんつうがほどよく得体の知れない雰囲気を出しててすごく好き。今更だけど、怖がらせる気のない、どちらかというと種族差からくるどうしようもない違いの切なさの方に主眼があるお化け物であるしゃばけシリーズに柴田ゆうさんのイラストは本当によく合ってて素敵。 『恋の闇』の幼な子を甘やかすような屏風のぞきと甘やかされる若だんなのやりとりがとても好き。 あとは、おぎん様のことになると「完璧な仁吉」象が崩れてちょっと抜けた面が出てくるのがどうしようもなくかわいい。
  • 2026年6月30日
    むすびつき
    読み返ししゃばけシリーズ18冊目。生まれ変わりをテーマにした短編5篇。『昔会った人』が好きだった。ビードロといい、若だんなは青い小物に縁があるというか、青い小物が縁を繋ぐのかな……。 個人的に『終』の最後の穏やかで賑やかなシーンが好きだった。色味もカラフルでかわいらしく、「夢みたい」なのがいい。眠れない子がいる時の「じゃあみんなでハメを外しちゃおうか!」感が、「人数の多い家族」みたいな感じがして良い。何度生まれ変わってもみんなで若だんなを囲んでお菓子食べて謎の騒動を解決しててほしいな。
  • 2026年6月30日
    7日間でマスターする レイアウト基礎講座
    7日間でマスターする レイアウト基礎講座
    十年ぶりくらいに読み返した。当時は「なるほど……!」と思っていた強く覚えていた部分がありきたりの当然な情報になり、当時は印象に残らなかった部分を新しい情報のように感じながら読むことに。やはり技法書・情報系は何度も読み返した方がいいかも……と思った。他にもデザインの本を読んでみたい。
  • 2026年6月26日
    アクロイド殺し
    アクロイド殺し
    読み返し。結末は知ってるけれど、細かいトリックの建て付けは相当忘れているので普通に驚きながら読んだ。忘れっぽい性格はミステリを面白くしてくれる、かも? 以前は特に何も思わずに読んでいたけれど、ラルフがかなり人格を疑う行動を繰り返している割にずっと許されていることに細かい苛立ちを覚える部分がある。これが同じ性格の女性だったらもうちょっと一刀両断にしているキャラが出てきそうなものだけど……と思ってしまった。まあそこは時代も時代だし、現代に至ってもまだ非対称性のあるものだけど。自覚した時に意識していきたい。 それにしてもこの時代に、推理小説のありうるパターンをほとんどすべてやってしまったというアガサ・クリスティという人は、だいぶ恐ろしいですね。
  • 2026年6月18日
    スタイルズ荘の怪事件
    スタイルズ荘の怪事件
    以前読んだ本の読み返し。昨年「カーテン」を読んだけど、再び舞台になったスタイルズ荘のことをかなり忘れていたので読み返したいなと思っていたもの。しかしスタイルズ荘を読み返した頃には今度はカーテンの内容がふわふわしてきている……。鳥頭をどうにかしないと……の気持ちとともに、そもそもカタカナ名が覚えきれずに一部ふわふわした状態で読んでいるせいもあるかもとやや反省。 次はキャラクターが出てきた時点で頭の中でぼんやりしたイメージを描くのではなくきっちり目に脳内キャラデザしながら読んでみようかな……。
  • 2026年6月13日
    怪談びたり
    怪談びたり
    以前たまたま手に取った『怪談ぐるい』がすごく好きだったので作者買いしたもの。やはりこれもとてもよかった。 本当に怖い話もやや自然現象じみた話も、怪談というにはあまりに穏やかで優しくちょっと感動するような話も、なんとなく人の人生と世界の狭間の一瞬を切り取った面白みがあって良い。何より、無駄に怖がらせようとしていないことにものすごく好感が持てる。 ただ、そうであった、それだけ、という感じ。もう一冊買ってあるのでそれを読むのも楽しみ。
  • 2026年6月11日
    ポケット詩集 II
    実家にあったので読了。 まえがきを読んだ時点で「なんだかこの編者の方とは趣味と思想があわないな」と思っていたんだけど、割とモヤモヤする詩が多かったような気がする。時代もあるのだろうけど……。詩集を読むのは初めて。色んな作者の詩を集めた詩集というのは、こういうものだろうか。 と同時に、茨木のり子、高村光太郎、まど・みちお、谷川俊太郎あたりが好きかもと思った。今度は個人詩集を探してもいいかもしれない。
  • 2026年6月10日
    とるとだす
    読み返ししゃばけシリーズ17冊め。 開幕藤兵衛旦那が倒れる展開、足元が急にゆらぐようで身に迫った恐ろしさがある。 長崎屋は大店で、若だんなは基本四方八方から保護されているという普段の安心感が、父親であり大店の旦那である藤兵衛が倒れることで崩れていくかもしれないというリアルな不安感、それとともに身内が倒れた時のあのどうしようもない心配と焦燥。 その中でまたどうしようもないものと戦ったり負けてしまった後だったりする妖たちと交流していく。ちょっと切ない一冊だなあと言う感じ。 表紙の法師様がかわいい。
  • 2026年6月1日
    五匹の子豚
    五匹の子豚
    恋愛物語があまり好きではなく、特に浮気は覚めるので、ずっと被害者が好きになれなくてモヤモヤしながら読んでいたけれど、最後の最後、ラストの一文が凄くて急にこの小説への思い入れが匂い立った感じ。 なんでもない動作を描いた一文なのに、そこから得られるはずの暖かさが急に寂しさと孤独感と虚しさを浮き彫りにしていて、鮮やかといえば鮮やかすぎて目に痛い。でも、あくまで自然。クリスティのこういうところが好きなのだ、と思う。
  • 2026年5月13日
    おおあたり
    読み返ししゃばけシリーズ16冊目。「おおあたり」をキーワードにした5篇の短編。 金次がすっかり長崎屋と裏の長屋の住人になってしまい貧乏神としては不自然な感じになってるというか、人間臭くなってるというか、結婚はしていないけれど所帯染みているというか……のを自分で不思議に思いながらそれを穏やかに当たり前に受け入れていく流れが心地よかった。 アニメ版で採用された仁吉と佐助が子ども(の姿に化けていた)時代の『あいしょう』、アニメを一回挟んで久々に読んだけど、結構ぶっ飛んでるなと……。この記憶が新しいうちにアニメ版の該当のお話を見返してみようかな。
  • 2026年5月2日
    白昼の悪魔 (クリスティー文庫)
    白昼の悪魔 (クリスティー文庫)
    ロザモンド!そんな!お店は!!お店はそのままで!!が第一の感想になってしまった。も、もったいない……。 とはいえ、リンダの結末、アリーナへの冷徹した目線、彼女への人々それぞれの評価、ロザモンドのありようなど(結末も私がロザモンドの友達なら止めちゃうけどまあそういう人もいるね……?)、女性をみる女性の冷静な目と優しさみたいなものを感じて、なんというか「クリスティのそういうとこ信頼できるな」と思う。この感じについては、全体から感じる印象や直感的にピントが合う部分の感覚のようなもので、具体的な説明が難しい。 ところで今まで読んだクリスティーの作品の中で1番翻訳に癖があったかも?男性キャラのセリフの語尾が優しく距離が近めの感じであるあまり、女性のセリフのような文字面になっている部分があった。「人懐こい」と「馴れ馴れしい」のぎりぎりを攻めるおじさまみたいな口調というか。嫌いではないけど、独特かも。
  • 2026年4月18日
    池上彰の「ニュース、そこからですか!?」 (文春新書)
    ニュースを見てても現在の情勢が前提としてわかってなさすぎる気がしたのでわかりやすい世界情勢の本として読んだ物。古い本で、当時のニュースを詳しくという感じなので目的とはややズレるかもしれないけど、興味深かった。ただ情報が偏るのもいけないので、他の人のも読んだ方がいいかな……。何を読めばいいのやら。
  • 2026年4月14日
    なりたい
    なりたい
    読み返ししゃばけシリーズ15冊目。 ふしぎな神々の宴をうっかり開いてしまい、近所の青年の死とその望みについて語る若だんなに神々が問いを投げかけるところから始まる「◯◯になりたい」で統一されたタイトルが並ぶ短編集。 みんな切なくてままならないものを抱えてそれでもどうにかやっていくのがかなしくてかわいい。最後に若だんなは問いの答えを言うけど、ここで前の巻で仁吉と佐助が出した「答え」が若だんなによって強化されて、さらに前の『えどさがし』に繋がって行く感じ、良いな……と思った。 「終」を読んだ後あれこれ気になって最初に戻って始まりのところを読み返しちゃった。
  • 2026年4月5日
    怪談ぐるい
    怪談ぐるい
    怖い話が読みたくて、でもグロさや凄惨さ、気持ちの悪さ、人の心のえぐみのようなものをいたずらに強調するお話ではないものがいい……と、本屋さんで慎重に中身を見て買ったもの。結果的に欲しかった通りの本だった!こういうのが読みたかった。 人々が体験した不思議な話を淡々とその通りに語っている本。中には怖いというより切なかったり心が暖かくなるお話もある。これが正しく「怪談」なんだなーと思ったところで、私が欲しいのは『怪談』であって『ホラー』ではないんだなと思った。巻末に紹介のあった、著者の深津さんの他の作品『怪談びたり』と『怪談まみれ』も是非読みたい。 最後に、深津さん自身の体験談『願い』が心配。Readsでこの本について書いている人の投稿を読むとこれに言及している人が多く、共感を覚える。深津さんにはぜひご自身を大事に、健康に長生きしていただき、長くこういう感じの怪談を出版し続けていただきたいと思ってしまう。
  • 2026年3月27日
    すえずえ
    すえずえ
    読み返ししゃばけシリーズ14作目。 先々のことについて思いを巡らせるお話で構成された『すえずえ』。『仁吉と佐助の千年』が好きすぎる。やるべきことを考えて考えあぐねて、最終的に「やりたいこと」に正直に回帰していく2人と、そのやりたいことが、読者としてはだいぶ嬉しい。 このお話も含め、なんとなく「若だんなと妖たちはこの先これで大丈夫なんだろうか。これは若だんなの一生において1番楽しい一時のみのお話なんだろうか」という先々のぼんやりふわふわした部分に、しっかり地に足のついた(物によっては途方もない)答えが出揃っていき、なんか足元がしっかりしてきたような感じがする。 しゃばけはなるべく状況を変えずに日常譚を続けていけば無限にできるお話だと思うけど、状況を変えることをあまり厭うてなくて、それでいてしっかり長く続けていけてるのが素敵だなーと思う。あと30年くらい頼みますね。
  • 2026年3月22日
    儚い羊たちの祝宴(新潮文庫)
    ちらっと中を見て、書き出しのまるで『人間椅子』(江戸川乱歩)のような美しくて上品な敬語の文体に惹かれて購入しておいた本。すっごくよかった……。 それぞれ浮世離れしたとんでもないお金持ちのお屋敷で起こる、外に漏れようもない事件が五篇、「同じ世界の話」くらいの繋がりになっている短編集。ネタバレになってはいけないのであまり詳しくは書きようもないけど、情報を小出しにして読者が気づくタイミングをある程度コントロールしていて、「だんだん意味がわかってきて確信した瞬間の気持ちよさとぞわぞわ感」にはたいへんなものがあった。最後まで読むと「おや?ということはあの短編のあの人物は……?」と戻って読み返したくなる。寝る前に読むと睡眠時間を想定より削ることになるし、ぞわぞわして眠れなくなるので、なるべく昼間に読むのがいいかもしれない。
  • 2026年3月18日
    たぶんねこ
    病院の待ち時間が長すぎて1日で読んでしまった……。読み返ししゃばけシリーズ13冊目。番外編の『えどさがし』を挟んでいるため巻数としては「シリーズ第十二弾」という扱いになるらしい。 記憶を失った男の視点で話が進む『みどりのたま』がすごく好きだった。しばらく読んでると読者は誰だか気がつくから「思い出せ……思い出せ……!!」と別の意味で手に汗を握っちゃう作り。 表題作の『たぶんねこ』は、幽霊の化けて出た理由が我が身に染みてしんどかったけど、基本ドタバタしているのがかわいらしい。 しゃばけ、「読んだはずが全然覚えてない」が多すぎて一気に通読してると「あ!ここでこうなったからこうなったんだっけ!」となって楽しいけど、十一月に読み返し始めて早4ヶ月半も経ってしまってまだ半分くらい?なので早く進みたい気持ちもあるけど、他の本も読みたくてなかなか……。
  • 2026年3月16日
    えどさがし
    読み返ししゃばけシリーズ12作目。 若だんな抜きのしゃばけ外伝集。『親分のおかみさん』の、呼び名が役割から名前になっていく自主性の奪取みたいなものもいいし、なによりやっぱり『えどさがし』が良い。ちょっと不安になってる家鳴の切な可愛さでどうかなりそう。この時代で若だんなが帰ってきてどうなるかも観たいけど、このあとって動乱の時代だよな……と思うとなかなか……。またさらに後の、長く平和が続く別の時代の若だんなも見てみたい。 ……令和が舞台になれるほど平和でありますように。
  • 2026年3月7日
    青列車の秘密
    青列車の秘密
  • 2026年3月1日
    ニーチェ 道をひらく言葉
    ニーチェ 道をひらく言葉
    名言集的にニーチェの著書から文章を引用してまとめた本だった。私としては脈絡がちょっとよくわからないと感じた。 その言葉に至る文脈がないからなのか、当時の空気感や雰囲気、時代の流れを知らないからなのか、引用された文章も納得できないものと共感できないものが多く、正直「この人好きじゃないな」という印象のみが残ってしまった。ちゃんと元の本を読むと違うのかもしれないが、女性という性別を下に見たような言葉が数件並ぶ部分もあり、道徳などを徹底的に否定している部分もあり、正直もうこの人の本読みたくないな……という印象。
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