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まり
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@bookvibesonly
  • 2026年1月10日
    世界はきみが思うより
    「気持ちって、いつもいっこじゃない」という言葉が印象に残った。 当たり前のようでいて、自分自身や関わる相手に対して抱く感情は、その時々でいくつも重なり合い、ひとつの感情だけでは片づけられないものだと改めて気づかされた。 人にはそれぞれの背景や感情があり、他人を100パーセント理解することはできない。 だからこそ、自分の発言によって無意識のうちに誰かを傷つけてしまうかもしれない、という怖さを日常の中でなんとなく抱いている。 腹が立つ相手にも、その人を大切に思っている家族がいて、私の知らない良さを知っている誰かがいるはずだと思うと、相手に向けた怒りが少し小さくなることがある。 仮に私を傷つける人が一部いたとしても、私自身が私のことを理解していればそれでいいし、私を好きでいてくれる人が周りに少なからずいれば、それで十分だとも思える。 人との距離や感情の揺れを、無理に答えを出さず、それでも静かに考えさせてくれる本だった。
  • 2025年12月30日
    るきさん(新装版)
    時代に関係なく、女性同士の会話や日常のあり方には共通するものがあると感じた。 女友達とのやりとりや、何気ない日常の一瞬が切り取られていて、読んでいると心があたたかくなり、その一つ一つがとても尊く思えた。 特に印象に残ったのは、るきさんとえっちゃんの関係性だ。 自由奔放で大雑把だけれど、要領がよく、肝心なところはしっかり押さえているるきさん。 一方で、お洒落でピュアで世話好きだが、どことなく不器用さも抱えているえっちゃん。 えっちゃんの側に立って、自分を重ねる場面が多かっ た。 外見的なコンプレックスを抱えていると、華やかなるきさんは日常の中で「得をしている」ように見え、 そんな友達がいることを誇らしく思う気持ちと同時に、羨ましさやずるいという感情も、きっと抑えながら抱えているのだろうと感じた。 それでも、えっちゃんはえっちゃんで、自分なりのお洒落や個性を大切にしていて、私は彼女をとても素敵なレディだと思った。 また、作品全体を通して、誰かに依存するのではなく、自分のペースで生活し、考え、選択していく女性の姿がとてもかっこいいとも感じた。 それは声高に主張する強さではなく、日常をきちんと生きていることから滲み出る静かな自立であり、 その在り方がこの作品をより一層魅力的にしていると思う。 二人はどちらかが優れているのではなく、互いに足りない部分を補い合うような相互補完的な関係であり、 その距離感や在り方がとても美しく、心に残った。 この本は、仲のいい上司に薦められて手に取った。 「これをまだ読んだことのないあなたが羨ましい」と言うほど大切にされている作品だと知り、読み終えた今、その言葉の意味がよくわかる気がする。
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