丕緒の鳥 十二国記
127件の記録
もろこし@moco_7372026年3月19日読んでる青条の蘭:リレーやばい 泣いた ここまで落ちきった国で懸命に生きる民草の善性…!!!自分の家族、故郷を守りたい男たちの必死な生…!!!最後にどの国の話なのか明かされるのも粋だった。
もろこし@moco_7372026年3月17日読んでる丕緒の鳥:なんて美しい話。良い読後感。 落照の獄:前話に対ししんどい話。飯能一家殺害事件の判決を見た直後だったこともあり、法とは…刑罰とは…遺族の気持ち…と負の気持ちがループしている。しかし大切な話だ……しんど……- 吉太郎@natsu_132026年3月16日読み終わった4章に分かれた短編集。 後半の2章は特に十二国記内に住まう民衆目線の物語。 以下、ややネタバレ ○ 丕緒の鳥 情熱を失い、淡々と職務をこなしていた技術役人が、国家の祭祀という大仕事を通じて再び己の矜持に向き合う物語。 架空の祭祀描写でありながら、あたかも過去に見たことのある美しい光景を脳裏で紡ぎ合わせたかのような、不思議な実感を伴う再現性に圧倒された。「決して現実に正面から向き合う方ではありませんでした。背を向けて、自分の両手とだけ向き合ってこられた方です。ただ、だからといって現実を拒んでおられたわけではないと思います」 この一節は、手先の器用な職人が抱える内面の不器用さを鮮やかに写し出しており、ものづくりの悦びと難しさ、そしてその先にある美しさを深く感じさせた。 ○ 落照の獄 死刑が実質的に廃止された国で、大悪人を処刑すべきか否か、法の番人たる役人が悩む姿を描いた一編。「理解できないものは切離してしまわなければ安らかではいられない」という本能的な拒絶と、「殺罪には殺刑を、これが理屈ではない反射であるのと同様、殺刑は即ち殺人だと忌避する感情も理屈ではない反射なのでしょう。(中略)その重みは多分等しいのではないかと」という倫理的な葛藤。 理屈を超えた二つの「反射」が等しい重さでぶつかり合う描写は、現代日本の死刑制度に対しても新たな思考の地平を広げてくれた。 ○ 青条の蘭 地方の役人が、文字通り自らの命を賭して民と土地を守ろうと奔走する物語。 「いつだって決意するのは造作もないが、決意一つで動くほど現実は容易くはない。」という言葉が、理想だけでは動かせぬ現実の厳しさを物語る。 主人公の志が名もなき民衆から民衆へとリレーされ、良い世を願う想いや祈りと共に渡っていく構成は、漫画『チ。』にも通じる信念の継承の尊さを感じた。 ○風信 家族を殺された女の子が暦作りを行う浮世離れした役人たちのもとで働く話。 過酷な政治を『冬』、民の安寧を『春』になぞらえてその境界に立つ人々の姿を描いている。 厳しい冬を知るからこそ際立つ、春の暖かさが印象的。平穏な世の礎を築こうとする名も無き役人たちの姿と仕事への矜持に深い敬意を覚えた。
- 🪩@mn092026年3月7日読んでる勢いづいて一気に十二国記を読み返している。まだ途中。 表題の「丕緒の鳥」の美しさとその最後に涙が出た。陽子の選ぶ言葉はいつも素直ながら重々しく研ぎ澄まされていて、相対したその人によってはグッと(心ではなく)体の底にあるものを掴まれる感じ。眩い光ではないけど重い扉から細い光が差すような希望として描かれている様に胸が熱くなる。以前この話を読んだ時はこんなことなかった思うのに、泣けてしまったことに自分でも驚いた。 今読み返している他の巻も含めて、学生か20代前半の時に読んだ時と違って、こんなに何度も十二国記で泣きそうになるとは思わなかった。 --追記 4編読み終わった。 ファンタジーだけどファンタジーではないリアルな世界。長編の方の華々しい王と麒麟の物語ではなく、ただ目の前のことに向き合って生きていく、自分たちにも重ねられるような、働く人たちの物語が描かれている。 正直、このシリーズでないと普通に読むのもしんどいしつまらないとすら思いそうな気もするけど、長編の方の面白さや王や麒麟のキャラが立っているからこそ、その麓でどんなことがあるのか、あの彼らが民から見てどんな存在なのかを知ることが面白い。ワクワクすらする。 基本的に直接王は出てこないけど、長編ではそれぞれのキャラはありつつ1人の人として人間味が描かれている一方で、こちらでは彼らが光を希望を与えるということ、また天地に影響を与えるほどの大きさや危うさを持っているという、いわば神に近い尊大な存在なんだなと改めて知ることができる。 長編も含めて、他の作品にはない唯一無二の構造と思う。 1番好きなのは表題作だけど、青条の蘭は物語の閉じ方の綺麗だし、特に最後のシーンの情景が目に浮かぶようで、映像化したら凄く良さそうだなと思った。 「じきに、いい時代が来ますから」にも じんわりと嬉しくなる。

Ropa@Ropa_282026年2月28日読み終わった#読了 丕緒の鳥/小野不由美 短編4編どの話も素晴らしく、そして、13年前に発売されたにも関わらず現代の様々な社会問題にも言及されているという…え?小野主上は預言者なのですか??と震えました。 どんな国も民の集合体で、一人一人が作り上げていて、その民を大切にできない国は滅びるんだな…と。 発刊順に呼んでいると思っていたら 公式のエピソード順に読んでいました📕こちらの短編集がエピソード8だそうです。

- ちほり@chihori2026年2月27日読み終わった十二国記読むの難しいし同じ世界の話だけどいろんな立場から物語が描かれているので、最初おそるおそるお話わかるかなぁって読み始めるんだけど、もやが晴れていくようにだんだん内容掴めていく過程が楽しい。そんな気持ちを4回も味わえた。

ぬ@tanu-nu2026年2月23日再読完了@ 自宅あんまり再読してなかったので改めて。青条の蘭とかほぼ話を覚えてなくて、どの国のいつのあたりの話か考えながら読むのも楽しかった。話自体は胸がつまる話なんだけども。 【丕緒の鳥】…綺麗な話 【落照の獄】…苦くて重い話 【青条の蘭】…寒さの中にほんの欠片ほどのぬくもりを感じる話 【風信】…ちょっと切なくてあったかい話
歌@tingaling2026年2月21日読み終わった借りてきた民と国、民と王、それは私たち一般の市民と国やら権力を持っている人、と何ら変わりない。 お話しの中?いやいや、今もそのまま直面している現在の現実だ、と思う。届かない民の声、権力に振り回される民、死刑とは。 そんな中に、走る人が、言葉を尽くして考え抜いて動く人がいること。その希望も同じであってほしいし、自分に何ができるのか、考えて動くようでありたい。
TIKI@YM71D2026年1月30日読み終わった短編。 とろころどころに王や麒麟の姿が垣間見見えるのが良い。いろんな目線から国を見てみるのも面白い。 中でも、、、 なんのために死刑制度ってあるんだろうか、って、考えさせられた。 大切な人を亡くしたら、犯人を憎いと思うその反応、として捉えるとか、でも、やはり殺人は忌むべきものとしての理性とか、司法視点とか家族視点とか、、、ファンタジーものなのに、今の社会に通じる問題提起なのがすごいなぁ、、深いなぁ、、、
- libro@libro09212026年1月16日読み終わったミュージカルによる再ビームで再読。どこ国の話かはっきり描かれず少しずつヒントから読み解いていくのが楽しい。柳国の死刑の話とか書かれたころより今のほうが響く。

niwa@niwabun2026年1月16日読み終わったaudible市井の人々がメインの短編集 王様チラ見せあるよ! 陽子の前の景王に生活や家族をめちゃくちゃにされた人たちが丁寧に書かれてる。 いや、先王さ〜自分の感情一つでそこまでする!?!?他国の王と麒麟が「え!?麒麟相手に!?」ってドン引きしてたんじゃ……?? ありきたりな女の幸せを欲してるくせに、景麒🫶🫶🫶🫶ってなるの、おかしくね!? 穏やかさからかなり遠い系だけど!?!?!? めちゃくちゃにされたい系の女の選択じゃん! って読みながら頭抱えてた。 仙籍に入ってる人たちや軍の施設?で研究をして穏やかに暮らしてる人たちと、重い税や妖魔の脅威にさらされて生きるか死ぬかの市民たちの間に流れる深くて広い川を見せつけてくる内容だったのも印象的だった。 柳国の司刑の話しも、やたら公平さや正当な理由を欲して悩みまくってるけど、人の苦しみに寄り添わず「王様が死刑の責任取ってほしいよ〜」ってぱやぱやしてるのもすごく公務員らしかった。 お前が2回も離縁されそうなの納得なの。 とはいえ、ものすごい読後感だったなー!
時雨崎@rainstormbook992025年9月28日読み終わったかつて読んだ昔読んだけど再読。やはり「落照の獄」の異才っぷりがすばらしい。 人並みに穏和な人間の世界からケダモノと指差される存在に対して、臭いものに蓋をするように切り離してしまうしかないのか。そういう分断を繰り返して、平和で綺麗な世界は保たれるものなのか。平和で綺麗な世界を保つための手段に殺刑を用いることは本当に正しいのか。 それでも殺刑にするのが一番ましな選択であるとき、その決断をしなければいけない人間と、実行しなければいけない人間にのし掛かる重みを、民衆はどれほど理解できているのか。 他三篇も、十二国記の舞台でありながら王でも英雄でもない役人や民衆たちが懸命に生きて、少しでも良い世の中にしようと切に願う感情がひしひしと伝わってくる。 泥臭いけど心に沁み入る群像劇が丁寧に描かれた短編集。



ついる@twillgreen2025年8月1日読み終わったこれまでのシリーズとは違う、4編からなる短編集。この4編で描かれるのは王や麒麟達の視点ではなくこの世界、それぞれの国で生きる民の視点での物語。傾き、荒廃してゆく国の中でそれぞれが、それぞれの立場で苦しみながらも生き抜こうとする姿が描かれている。そのリアルさに、ただ胸が苦しくなる。でも、だからこそいいのだと思った。



- こまち@komachi03192025年7月11日読み終わった再読中7/11再読。 前回は確か発売順で白銀の手前で読んだ『丕緒の鳥』、今回は『図南の翼』の前に読みました。 初読時と同様、一番印象に残ったのは『落照の獄』でしたが、この話については結構書いたので全体について。 これまでの王や麒麟という上の立場からの話でなく民目線のボトムアップな話は十二国記シリーズの中では珍しいのですが、だからこそ自分の経験と照らし合わせることができて、それがこのシリーズの理解を深めさせてくれるよう感じます。 あとは前回も書いたけど、陽子が登極する前の慶、特に予王の治世がめちゃくちゃやばいなとか、柳は蓋を開けたらすごくやばそうというのもありますが。 『青条の蘭』が尚隆登極時の雁の話で、最後の方で「新王によって任じられた新しい地官遂人は、話の分かる人物だと聞いた」とあるけど、これは帷湍のことですよね。初読時には気付かなかったので、遅ればせながら気付いて喜んでいます。


美甘樹々@jujuMikamo2025年7月10日読み終わった今年こそ読む積読本「青条の蘭」がすごく良かった。ところでこれだけ色々な国の色々なひとの話が出てきているのにもかかわらず氾王氾麟の話が全然出てこないということは、これはいつか本編で扱ってくれると期待して良いのかな?それはともかく、これでようやく、最新刊に挑める。と思ったのだけれど、姉に「戴国民の気持ちを充分に味わうべき」と言われたので半年置いてから読むことにした。


- こまち@komachi03192025年4月16日4/16読了。2日ですんなり読めました。 タイトルの『丕緒の鳥』をはじめとした短編4作はどれも国を支える仕事をする一般の人が、その仕事を通じて国を語るというスタイルでした。普段は王や麒麟を中心にストーリーが進むのとは違う視点で非常に興味深いものでした。 個人的には、法治国家として名高い柳を舞台に死刑制度の是非を扱う『落照の獄』が印象的です。 「殺人には殺刑をもっと報いる」ことについて「これは根本的な正義と言うより理屈を超えた反射なのでは」という作中の如翕の言葉は現代の日本でも同じことが言えるし、登場人物それぞれの意見や心理的葛藤も理解でき、非常に考えさせられる話でした。 また、四つの話全てで王が道を失うと天変地異や凶作に見舞われて国土の荒廃が進む点が丁寧に書かれていたのも印象的です。麒麟を通じて天意で王を選ぶというロジックと通じているのでしょが、王の治世が国の状況を左右するという設定が十二国記シリーズのポイントの一つであることは間違いないですね。 最後に慶の過去3代の女王の統治について書かれていたけど、これを読むと国民が女王を嫌がるのも仕方ないかな、と。「慶、やべーな」という感想しかないですしね。 でも、予王については、景麒があれだけ陽子にガミガミ言ってため息付きまくっているのを読んでいるので、それをやられてもなお奥に引きこもって機織りして、その口うるさい景麒に恋着した挙句にあれだけ狂ったことをやらかしたのがちょっと想像できないなとも思ってしまいました。

ひなこ@hnk9272025年4月7日読み終わったシリーズ読了@ 自宅うー!全部読み終わっちゃった。白銀の墟ではどれだけ王がみんなの希望になっているかを感じたけど、この本では王の手が届かないところでみんなが戦っている。現代に通じるファンタジーなので、自分ができることは何?って思わされる短編集。

- くまもち@reads_09011900年1月1日かつて読んだ短編集。今までのシリーズで出てきた登場人物たちがメインで出てくる訳ではないのに引き込まれる。 十二国記の世界で懸命に生きている市井の人のたちの話。 青条の蘭はぜひどの国の話か知らないまま読んでほしい。 この国と王にもこんな時代があり、今に繋がっているのかと思うと感慨深い。

カナデ@mochima31900年1月1日かつて読んだ十二国記シリーズ、ひとつ目の短編集。タイトルになっている『丕緒の鳥』を読みました。丕緒というのは人の名前。祭礼に使用する「作りものの鳥」を作る下級官僚です。 彼の暮らす国はもうずっと長い間、荒廃の時代にあります。彼は国を憂い、憂うことに疲れ、絶望しつつあります。 ——この国は駄目だ。 声を上げることにも、上げるべき声を探すことにも惓んだ。 (本文引用:56ページ) この一文に想わずハッとしてしまった… この話だけでなく、十二国記を読んでいるとこんな風にハッとすることが多い。物語の中の出来事だけれど、自分が今生きている世界のことのように感じてしまう。 ただ十二国記の世界には、最後には必ず光が差し込んむですね。その光は偶然生まれたものではなくて、誰かが苦労して勝ち取った末に手に入れたものなんです。 誰かの勇気が、別の誰かの心を温めたり、誰かの胸の内に熱を吹き込んだりする…そんなお話だなあと思いました

カナデ@mochima31900年1月1日かつて読んだ『青条の蘭』 十二国記シリーズの短編集『丕緒の鳥』に収録、三つ目のお話。 途中、込み上げてくるものがあって泣きそうだった。泣く寸前だった。人目がなければ泣いていたと思う。 ある下級役人が一つの筺を運ぶ。中に入っているのは希望だ。役人は力尽き、力尽きた役人の後を一人の男が引き継ぐ。男の後に若者が引き継ぐ。その後は子供を抱えた女が、女の後にまた別の男が…役人以外の者たちは箱の中身を知らない、詳しい事情も知らない。名もなき民のリレーが続く…静かな、厳かな緊張感と緊迫感…十二国記はすごい。
カナデ@mochima31900年1月1日かつて読んだ『風信』 タイトルのこの言葉をはじめて知って、意味を調べた。 十二国記の中で描かれる人物は、まるですぐ近くに居る人のようだなと思うことがある。名もなき人たちが切なくていとおしい。







































































