

ないとうなみ
@eheheno_he
- 2025年9月28日帰れぬ人びと鷺沢萠読み終わった
- 2025年9月22日
- 2025年9月19日うたうおばけ (講談社文庫)くどうれいん読み終わった勝手にプロポーズだと思い込んでいた描写があって、いざ読んでみたらきぼうの観測に成功したところだった。 指の上を滑る光と夜空を通り過ぎる光は確かに似ている。
- 2025年9月14日移動そのもの井戸川射子読み終わった「夫と私の間に、意味のぴったりと重なる語などあるんだろうか、単純な言葉でも異なる。(中略)イエス、ノーくらいは夫も言える、こちらが細かな選択肢を出し続けてやれば、二人で正解近くに行き着く、その手間が翻訳であり、時間もかかり、日々の仕事が翻訳だけであればその手間も惜しまないだろうが娘は思う、話のし始めからもう、私の中では完成された話となっており、聞き手の働きかけもない、私の話は私の予想の範囲に収まる」『老いる女は家で』
- 2025年8月26日かわいないで加納愛子読み終わった千尋はめっちゃ会話に懸けている。たった一文字で譲る・譲られるの関係は譲ってあげる・譲ってもらうに変わる。返事の前に「あー」とは言わないほうが良い。会話を繙く解像度に、感嘆を通り越してなんだか反省した。私は相手へのホスピタリティがゼロ。 下心なくよくしてくれる友人の趣味嗜好が自分と逆、とわかったときの言葉が出ない感じ。つけたほうがかわいいと思ったのに、つけていてもつけてなくても同じになるカラコンの感じ。発言からタダ乗りされそうな雰囲気を察知して、そんなことさせるかいと頭を回す感じ。いいとか悪いとか、そういうのにそのとき結びつけられなかった瞬間、あっ、とだけ思った瞬間の記憶はなかなか立ち上がらない。私のもどこかへ行ってしまっていた。けれど思い出さないだけだった、私にもあった。
- 2025年8月25日
- 2025年8月25日みどりいせき大田ステファニー歓人読み終わった読み終えたら汗びっしょりだった。酒に酔い、ふわふわしたこの体をアプリに提示された経路どおりに運ばなければ終電を逃してしまう、それを頼りない頭で支えているときの喜ばしくない緊張感。 前情報なしで読んで、後で見た書評か宣伝かの「連帯」の語に少し驚く。みどりい人たちを結ぶ関係が違法薬物への依存にリードされている可能性は。
- 2025年8月21日曇りなく常に良く (単行本)井戸川射子読み終わった
- 2025年8月17日増補 害虫の誕生瀬戸口明久読みたい
- 2025年8月16日誘拐された西欧、あるいは中欧の悲劇ミラン・クンデラ,阿部賢一読み終わった文化と教養って何? クロアチア、スロヴェニア、ボスニア・ヘルツェゴビナへの旅行前、あのあたりは何と呼ばれているのかを調べたことがある。中欧? ふと開いた英語のページはものすごく長くて、ひどく曖昧なことが書かれていた。中欧とは地理的な区分とばかり思っていたけれど、そんな単純なことではなかった。クンデラの言っていることはやっぱりまだわからない、けれど切実さは前より染み込んだように思う。
- 2025年8月9日ハ-フ草野たき読み終わった除籍本にピュアフル文庫があったので思わずもらってきた。 物語に登場する少年少女は相変わらず、自分の気持ちをこれでもかというほど自覚している。それを大人が書くことの意味を考える。
- 2025年8月4日光のそこで白くねむる待川匙読み終わった
- 2025年8月3日
- 2025年8月3日
- 2025年7月28日トピーカ・スクールベン・ラーナー,川野太郎読みたい
- 2025年7月27日コンパートメントNo.6ロサ・リクソム,末延弘子読みたい
- 2025年7月27日
- 2025年7月27日
- 2025年7月27日水曜生まれの子イーユン・リー,篠森ゆりこ読み終わった彼女の子どものもうひとりも自死していたことを最近知った。どの話も、彼女自身の要素がいくつもいくつも散らばっているように読めた。彼女が書いた物語、と思った。 旅行先で、彼女と同じように中国からアメリカに渡ってきた女性に出会ったとき、私は彼女の話をした。彼女の作品のどこがいいかを訊かれて、淡々とした文体で、感情を揺さぶるような物語を書くところと答えた。思いついたことで英語で言えることはこれしかなかった。 今ならどう言うだろうと考える。前に言ったことはもちろん、そのうえで────人は思いや考えをいつでも明確な言葉で表せるわけではないと知っていること。そしてそれを振りかざすでも投げ捨てるでもなく、粛々と書いているところ。 https://note.com/eheheno_he/n/n6eefc229c603
- 2025年7月22日青ひげ夫人と秘密の部屋千野帽子読み終わった
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