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ホタテ
@honwoyomuhotate
  • 2025年11月1日
    BUTTER
    BUTTER
    途中までは淡々と読み進めていたのだけど、連続殺人の容疑で控訴審を待つ梶井真奈子に面会が叶ってからの記者町田里佳の変化に目が離せなくなって、夢中でページをめくり続けた。 無意識に内在化してるジェンダーロール、自分の中にも他者の中にもそれを感じてしまうともうその違和感からは目を背けられなくなる。 意識しないようにすればするほど、ますます実感する。 カジマナの現実ではなく妄想を生きる姿は、今のSNS時代はよく見かけるようになった病理だと思う。 カジマナと出会ったことにより、里香と親友の玲子が自分自身の問題を解決しながら、逞しく生きていく姿に励まされつつも、主観の世界から抜け出せないカジマナの悲しさに、自分に重ねる人は多いんだろうなと思う。 男性たちにとって、生きた女は必要なく、生を感じさせる女は必要とされてないというのは今を生きる女性全てに、少なからず心当たりのある共感なんじゃないだろうか。 作品に出てくる食べ物の描写が素晴らしくてツバを飲み込みながら最後まで読み切った。 美味しいものだけ食べて、好きなことをして自分を喜ばせること、それがカジマナの場合と里佳の場合で違う結果を生んでいくことも、示唆が深く、寛容さを失うことの怖さも感じた。 怖い殺人犯というよりは、現代社会でよくみかける不寛容で、現実に向き合えない弱さをもつ、どこにでもいる女性というように描いたのは、柚木さんが常日頃からもつ人間への観察力の素晴らしさだし、誰もが陥る怖さでもあるなと思った。
  • 2025年10月24日
  • 2025年10月23日
    憲法と平和を問いなおす
  • 2025年10月23日
    読書について 他二篇
    読書について 他二篇
  • 2025年10月23日
    独学の思考法 地頭を鍛える「考える技術」
    先が読めない時代に、どう思考し、どう動くべきかを自ら考える思考法を鍛えるための指南書と思い読み始めましたが、単なるテクニックで終わらず筆者の哲学研究者としての背景も加味されており、読み応えありました。 ここ数年、特にトレンドが変わる速度も速いため、誰かに教わる間もなく自分で考え試すことが求められることが増えており、自分の思考のスキルアップが必要と感じる場面も増えました。 第1章では本を読んで自分のロジックを組み上げるところまで、第2章では自分のロジックをブラッシュアップしたり他者と擦り合わせる方法について学べました。 読み終わり、普段の会話やSNS等で物知りおじさんは沢山いるんだけど、つまらないなと感じることが多いのは、要約力で止まってる人が多いからなのかもなと思いました。 ご親切に、突然講釈してくる方は多いのですが、で?それで?と思うことが多いのです。 講釈は素晴らしいですが、じゃ、それで?となると今度は押しつけと決め付けの雑な結論になり、そして、対話が出来ないのです。私の話は勝手に決め付けで聞くので、こちらが花を持たせて終わることが多いのです。 なるほどなと思いました。 あの人たちに足りてない部分はここなんだなと。 それが分かると、対処方法も変わってきますね。 そして、自分の普段の思考法、コミュニケーションについてもブラッシュアップする良い機会になりました。 チャリタブルリーディングは、仕事で議論を深める時に使えるなと思いました。 小手先や流行りのテクニックではなく長く色んな場面で使える技術を知ることが出来、すぐに実践できるのでありがたい本でした。
    独学の思考法 地頭を鍛える「考える技術」
  • 2025年9月18日
    ルポ 秀和幡ヶ谷レジデンス
  • 2025年9月18日
  • 2025年9月18日
    きょうはそらにまるいつき
  • 2025年9月17日
    とっぱらう
    とっぱらう
  • 2025年9月17日
    BUTTER
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