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さす
@kasasuorange
  • 2026年9月10日
    火車
    火車
    いなくなった人の足跡を追う過程で、謎を解き、新たな謎と出会い、その人の人生と犯行を追体験する形式のミステリー。 平成初期の社会や経済の空気感や、そもそもの経済に対する知識が乏しいせいで理解が十分でない点も多くあるように感じたが、それでも破産によって新たな人生を歩み出した彰子と他人に手をかけてでも新しく生まれ変わりたかった喬子の二人の足跡を辿ることで、クレジットに蝕まれる苦しみにもだえる人々の内情を汲み取ることができた。   悲劇のヒロインでもあり、知略と生真面目さを持ち合わせた難敵でもある喬子の存在が何よりもこの物語の深みを演出してるように思った。ラストシーンで喬子が何を話すかが気になって仕方がないが、それを考えることにこそこの物語を読む意味があるのかもしれない。
  • 2026年8月28日
    パプリカ
    パプリカ
    夢探偵に始まり、院内政治、性愛、夢と現実を介したせめぎあい、そして最後には夢から出た怪物による阿鼻叫喚とハチャメチャな最後の戦い 化学、哲学、宗教、愛憎が複雑に混じり合っており、読み進めていくうちに快感と苦痛が同時に流れ込んでくる不思議な読書体験だった、 映像化されて一般にはこの作品が一番有名だろうけど、筒井康隆を読む上でこの作品を初めに読むのはあまり良くない気がするし、自分にはまだこの作品を受け取る素養がないのかこの作品を読んでてあまりにも疲れてしまった…
  • 2026年8月22日
    リバース
    リバース
    最後の3ページくらいまでは最高の読書体験だったけど今はもう腹の奥がむかむかしてしょうがない この後に主人公がどう自分に言い訳しながら生きて行くのかを考えるだけであまりにいたたまれない
  • 2026年8月20日
    方舟
    方舟
    ミステリーに触れてみたいと思って手に取ったのがこの作品であることが非常に幸運だなと思った。 謎解きに加え、命の価値について考えさせられる場面も多い。そのため読者は、事件を推理する探偵としての視点のみならず、自分だったら命の価値をどう判断して行動していくだろうかという、二つの切り口から物語に入り込むことができる。 たまたま連れられた名探偵の存在と、事件解明後の犯人の聞き分けの良さに違和感を感じていたが、ラストシーンでそれもまた筆者の手の内ではないかと思い知らされ、いやはやミステリ作家には敵いませんね。
  • 2026年8月16日
    四畳半タイムマシンブルース
    四畳半タイムマシンブルース
  • 2026年8月16日
    四畳半タイムマシンブルース
    四畳半タイムマシンブルース
    最高の読書体験。風呂敷を大きく広げて小さく畳む森見登美彦の世界観が全開で本当に面白かった。
  • 2026年7月15日
    檸檬
    檸檬
    情景がありありと浮かぶ心地よい物語なのは確かなんだけど、読み終わった後に何かを学び得た感触が無いせいで短編集が苦手なように感じる 誰でもいいから自分に短編集の楽しみ方を教えて欲しいですね…
  • 2026年7月12日
    アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
    アンドロイドは電気羊の夢を見るか?
    「人間とアンドロイドの違いとは何か?」という問いに深く切り込んだ作品。 人間とアンドロイドの一番の差異を「共感性」としながらも、共感性を失った人間と出会ったり、アンドロイドと愛を育むことで、人間とアンドロイドの境界について葛藤していくさまが描かれている。 急速にAIが発達している現代において「人間だけが持っているものとは何か」「人間らしさとは何か」を改めて考えさせられる、素晴らしい体験だった。
  • 2026年6月14日
    アルジャーノンに花束を〔新装版〕
    アルジャーノンに花束を〔新装版〕
    読んでいてあまりに苦しかった。 人が成長する過程で起こる経験を短い間に浴びて、知能と感情の間のギャップに苦しむチャーリーを見ることによって自分の過去や現在を改めて俯瞰で考えることができた。 まだ幼い自分が読むにはあまりにもショックが大きかったが、今のうちに読むことができて良かったと感じる
  • 2026年6月6日
    博士の愛した数式
  • 2026年6月6日
    デミアン
    デミアン
  • 2026年6月6日
    成瀬は天下を取りにいく
  • 2026年6月6日
    夜は短し歩けよ乙女
  • 2026年6月6日
  • 2026年3月2日
    成瀬は天下を取りにいく
    読み初めの頃、成瀬を中心に読み進めていくうちはよくあるキャラクターものだと思いました。 ただ、途中から大貫や西浦の弱さに自分を投影しながら読むことによって、この物語は成瀬の純粋さによって周囲が救われる話であり、自分も成瀬によって救われているうちの一人だと感じるようになりました。 一方で、純真すぎるあまり掴みどころのないように見えていた成瀬が、最終章で島崎によって感情を揺さぶられることで、初めて読者に内面が露わになるという構成が素晴らしいと思いました。
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