なぜ社会は変わるのか はじめての社会運動論
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- きくへい@KikuchiKohei2026年1月5日読み終わった最初から最後まで、著者の情熱を感じる本であった。この本を書くこと自体が、著者にとっては社会運動の一部なのだと思う。つまり、社会運動が決して盛んではないと思われがちな日本においても、実際には社会運動が至るところに存在している身近なものであり、一人ひとりが社会を変えているのだということを伝えることで、読者の社会運動に対する見方を変革しようとしている。 また、社会運動論を日本に膾炙させることによって、我々が社会を社会運動論の視点から捉える力を身につければ、日本社会はより良い方向へ変わっていくだろうという著者が必死に伝えようとしていることがわかる。 社会運動についての本だと思って手に取ったが、実際には社会運動論の本であり、読むには想定以上の労力を要した。しかし、その労力をかけるだけの価値は十分にある。 同時進行で読んでいる、和田静香「中高年シングル女性」(岩波新書)ともリンクする。中高年シングルという自称はまさに集合的アイデンティティだなと読みながら思った。本当に世の中は社会運動に満ちている。
隅田川@202506282025年12月27日audiobook詳細より 社会はひとりでに変わっていくわけではない。そこには必ず「変えた」人たちがいる。 デモにストライキ、不買運動…社会運動はどのようにして起きるのか。 気鋭の社会学者による、日本初となる社会運動論の入門書! 【目次】 第一章 社会運動とはなにか 第二章 集合行動論 人々は怒り・不平・不満から立ち上がる? 第三章 フリーライダー問題から資源動員論へ 資源と組織が運動を制する 第四章 政治過程論/動員構造論 既存のつながり、政治側の動向、「成功しそう」と思えるかどうか 第五章 政治的機会構造論 政治の側の「聞く耳」を計測する 第六章 フレーム分析 社会運動の「伝え方」と「受け取り方」 第七章 新しい社会運動論 マイノリティによる私的な領域を通じた運動 第八章 社会運動と文化論 資源でも組織でも政治的機会でもなく 第九章 2000年代の社会運動論 MTTの理論と経験運動論 第十章 社会は社会運動であふれている
おいしいごはん@Palfa0462025年11月25日読み終わった無事に帰りの新幹線で読み終えた。 読み始めた頃は半分義務感というか、修士の頃に中途半端に手を出して何も理解できなかった集合行動論や資源動員論を学び直す(といっても新書なのでその緒)くらいの気持ちで読んでいたが、ページが進むにつれて自分の興味関心と重なる部分やもしかしたら活かせるかも?という分析枠組(フレーム分析)などが出てきて一気にモチベーションが上がった。 ジャスパーとグッドウィンの定義に拠れば、今のまちづくりも社会運動なのだと思うと、より身近に感じられる一冊だった。



おいしいごはん@Palfa0462025年11月24日読んでる移動のお供にしてたけど、最近あんまり電車移動がなかったので久しぶりに開いた。 今日は千葉国際芸術祭のイベントに参加するけど、別の回では市民活動とかも扱っていたみたいで遠くても関連する内容に感じた。(市民運動と市民活動は違うものとして扱われることが多いし、社会運動だとよりイデオロギー的に見られるものの、社会運動の分析枠組が市民活動の分析にもある程度有効な認識)

bus@busco2025年10月24日読み終わった前に社会運動のアカデミックで体系的な本を探した時、全然なくてちまちま論文読んでたんだけど、この中で冨永さんも体系的に概要をまとめたような本は少ないと書いていて「やはり、そうなのか」と思った。
たかむら@ryotakamura04272025年10月7日読み終わった社会運動論の歴史の展開を踏まえながら、社会運動の多面性と複雑性に触れることができる1冊です。社会運動を頑張っているのに法律が変わらない場面を見ると残念に思うこともあるけど、目的や成功に縛られない社会運動という見方もあることを改めて考えさせられました。
こけしちゃん@kokeshichan2025年10月3日読み終わった社会運動論の概要がわかる初めての入門書。原発デモ以来社会運動が盛り上がり、何となく運動しないとダメな気がしていたが、いろいろあり、デモにもSNSデモにも否定的になっていた。しかし、本書を読み、社会運動にはいろいろな参加の仕方があることが分かり、著者の言う社会運動を「視る力」がついた。デモなんかやっても何も意味ないというシニカルさから脱却できたので良かった。




- かるぼ漆@yw5342025年9月24日読み終わった土地勘ない分野だったので純粋に勉強になった。政局とかが報道されると、またか、みたいに見えちゃってたけど、それはそれで何かの機会が生まれつつあるという柔軟な視点を持てるようになる。常にどこかで、誰かが、何かを変えている。




もくせいそう@mokuseisou_972025年9月19日読み終わった最初はハマれなかったが、第三章ぐらいから面白く思えてきた。社会運動はどこにでもあり、みな何かしらの形で参加してると思えば、今の世の中そう悪くないかも。

喜多一馬@ktkzm2025年9月2日読み終わった知ることのなかった社会運動論をガバっと理解できて素晴らしい。そして「自分も社会運動してるんやな」と、とても背中を押された気持ち。「なんで◯◯やるんですか?」と聞かれたときに「運動です」とたまに答えるのだけど、それでええんやな。

- 仲嶺真@nihsenimakan2025年8月26日読み終わったこの本を通してお伝えするのは、「社会運動論」が独立した学問分野として確立されてから現在に至る、1960年代から2000年代までのおよそ40年の歴史です。p.8




ヲキ@honyomyo2025年8月10日「組織行動こそが社会運動」という主張に対する批判が「人々の緩やかなつながりも運動を担う存在になる」という考え。その後、「個人が行うライフスタイルの選択」も社会運動の定義に加えられた。組織から個人へ、の流れ。近年SNSでよく見られて、自分自身にも知らず知らずのうちに根付いていた「日常の購買活動も社会運動」の考え方も元を辿るとここなんだなとわかった。

埋没@mai_botsu2025年8月6日読み終わった社会問題をする人や見る人は、「テレビや新聞では社会運動の報道がなされていない」と言います。私はその問題は、社会運動を伝える側だけでなく、それを見る側の「見る目』の問題でもあると思っています。p233 わたしも社会運動が「視える」目が欲しくなった

本の箱 アーキペラゴ@bookcase_ap2025年8月5日読み終わった社会運動の理論と変遷についての本。社会運動の中身ではなくあくまでも理論の本なので、わりと学問的というか、知らない人名や用語がたくさん出てくるけど、フジテレビ問題や選択的夫婦別姓やカスハラなど近年の事例を交えながら、ですます調の語り口で説明してくれるので、わかりやすかった。

JUMPEI AMANO@Amanong22025年7月27日読み始めた読み終わった@ 自宅『ラディカル・マスキュリズム』で男性運動について読んだので、自然な流れでこちらも読む。40年にわたる社会運動論の変遷がコンパクトかつ平易にまとまっていて勉強になった。



kirakira30@kirakira302025年7月24日読んでる心に残る一節学び!「私たちはトゥレーヌの主張から、マイノリティの生き方や権利は誰かと対比されるものではなく、それ自体が独立して尊重されるべきなのだという見方を引き出すことができます。」(p163)
kirakira30@kirakira302025年7月23日読んでる心に残る一節学び!「『伝え方が悪い』『もっとやり方を工夫すれば』と思ってしまう前に、なぜその伝え方(フレーミング)を選んだのかに考えを巡らせるうえで、フレーム分析はきわめて有用です。」(p134)
kirakira30@kirakira302025年7月23日読んでる心に残る一節学び!「私たちは、『長いこと変わらなくて、皆が同じ方向を向いているのが良い政治』だと思うし、それに安心感を持ってしまいがちです。『ねじれ国会』など議会内の対立や意見の衝突にはネガティブなイメージを抱く人も多いのではないでしょうか。ですが、社会運動の観点では『不安定』や『分裂』こそが政治的機会なのです。これが政治的機会構造論の面白いところです。このような報道を見たときは『いまがチャンスだ』と思うくらいであってもいいのかもしれません。」(p118)

annan@tsundokunoyama1900年1月1日気になる好評な本だが個人的に「フリーライダー問題」が気になって…自分はひっそり運動する側でいるつもりだけど、近年の人心の荒廃により、フリーライドする側とみなされる恐れが出てきて😨










































