消滅世界

46件の記録
- Vivian0716@koolzy2025年5月10日読み終わったこの人の小説はこの世に対する違和感をきっかけに物語が展開していき、どうやってもその違和感からは逃れられない、という結末に至るのになぜか悲壮感がなく、カラッとした不思議な雰囲気があってなんだか癖になってしまう。
- ブッカー・T&ザ・MG's@daichia2025年5月7日「ヒトだけではなくて、命あるものはみな、化け物なのかもしれないわね。」 「どうせなら、その世界に一番適した狂い方で、発狂するのがいちばん楽なのに」 多くの選択肢があらかじめ排除された心地よさ。常識や普通の感覚を、立ち止まってよくみた時の気持ち悪さ。
- Björn och Tiger@bjorn_och_tiger2025年5月3日読んでる主人公の名前は雨音で、雨宮という男性と結婚する。名字どうなったのだろう。実験都市では多分AIが子の命名をするんだろう。半分ほど読んだので、あと半分ある。今日はツバメがたくさん飛んでた。
- chilly@chirirurirariru2025年3月18日読み終わったありえない世界設定を当たり前に書くのがうますぎる。こんなのありえないと思っていた自分が、読み終える頃に簡単に常識が変わっていることに違和感を感じていないのにびっくり。 大なり小なり常に常識は変化するもので、人間は簡単にそれに順応していく。 人間のための便利な世の中なのではなく、便利にするために人間が順応してるかのかも。
- りゅう@ryu08042025年3月15日読み終わった消滅世界 読了 読書好きな人と繋がりたい セックスではなく人工授精で、子供を産むことが定着した世界。 そこでは夫婦間の性行為は『近親相姦』と捉えられる。 しかし外では恋人をつくり、各々の愛し方をしても良い世界。 結婚するときは、絶対に互いに家族として扱うこと、つまり性的な目で見たり恋愛対象にしたりしないこと。 さらにこの世界での実験都市『楽園』に移住すると倫理観が一変する。 私たちの性欲は、無菌室で育っていった。
- 徠@rx_032025年3月8日読んでる家族、恋人、夫婦とは何なのか当たり前の概念がどんどん覆されていく感じ 子どもと関わる仕事をしているのもあり家族の描写は「確かにそうなのかもしれない」と思わされるところもあったり
- 猫@mao10122025年3月8日かつて読んだ狂気的な異性愛、家族愛主義の世界。この世界にとって、「子供」は神様そのものなのだ。独創的な世界観に終始おぞましさを感じつつ読了。この世界においては、『正常』こそが狂気であり、それ故に正常に発狂し続けて生きているのだということ。怖すぎる....久しぶりにこんなにグロテスクな作品を読みました。
- haru_68@haru_682024年10月3日読み終わったNo.5 (2024年5冊目) 『消滅世界』 村田沙耶香 ✒︎ ___________________________________________ 人工授精で、子供を産むことが常識となった世界。夫婦間の性行為は「近親相姦」とタブー視され、やがて世界から「セックス」も「家族」も消えていく……日本の未来を予言する芥川賞作家の圧倒的衝撃作。