朝のピアノ 或る美学者の『愛と生の日記』

90件の記録
- カササギ@Kasasagi_shobo2025年10月8日読んでる借りてきた再読中2回目 きっと3回目もある、なら買えよって思う私も。 積読向きのゆっくり向き合うべき本 あ、でも、文字通り余白が大きいから、感想を書き込みつつ繰り返し読むのも良い本かもしれない 開いた時にかつての自分とも出会える日記のような、自分の本にしていくには…やはり買うべき、本だなあ。
- ましろ@massirona2025年10月7日読み終わった書き留められた生の日記は私的でありながら、人の抱く根源的な思いにもふれ、心震わせる。何度でも立ち止まり、思索を通して様々な作品の深部へ降りてゆく。繰り返し読み、心支える強度のある断章。
- はるのひ@harunohinouta2025年10月4日まだ読んでる心に残る一節窓の外から雨音が聞こえて、仕事の手を少し休めて本を開いて続きを読む。偶然にも水の音の話。 "存在の底に到達すると、そこに静寂はあるが、それは沈黙ではない。「静寂の言葉」がある。人それぞれの一生は、この一言を探し求める道なのかもしれない。" 最後の段落のこの部分を何度か反芻して本を閉じる。
- はるのひ@harunohinouta2025年9月12日読んでるちょっと開いた心に残る一節少しずつ読むことにした。 これは要約だけど、「幸せに暮らしてください」という言葉は漢字語を読むと厳密には「いつでも喜びを胸に生きてください」という意味になる、という一節がじんわりと胸に沁みた。 こういうことを日本語ではなかなかストレートに言えないよね。
- はるのひ@harunohinouta2025年8月17日買った読み始めた手に入れた日の夜に数ページめくって、良すぎて一旦閉じた。時間のある日にじっくり腰を据えて一気に読んでしまいたいような、少しずつ読みたいような…どちらにしようか迷ってる。
- m@kyri2025年6月22日読み終わった@ 自宅最後の日の一文を読んだとき、ああよかったなって、心から思った。そこにたどり着くことができるなら、死ぬことも怖くないかもしれない。 わたしは常々、自分には人生が足りないと思っているけれど、こういう、『朝のピアノ』であれ『無人島のふたり』であれ『急に具合が悪くなる』であれ、遠からず訪れる死を見据えて書いた人の本を読むとき、誰にとっても人生が「足る」瞬間など死ぬまでこないのだということ、私だけじゃないのだということ、人生は死ぬまで「足りない」からこそわたしたちはものを考え、感じ、そして書き残すのだということを思う。 ひとりの人を見送る気持ち、静謐に手が触れる感覚、こういう気持ちを「敬虔」と呼ぶのだろうか。
- Chihiro@chiii_no02025年5月31日読み終わった何となく雨の日に書いていることが多いのか、雨の描写に目がついた 生について後ろ向きになり、思考を放棄し逃げ出したくなることがあっても、この本を読んでいる時には静かに落ち着いて生と向き合える
- 清水美穂子@favoriteworks2025年4月20日買った読み始めた美学者は川の水音に耳をすませる。 流れるとは生きるということだと知る。 「流れるということは、虚しく消えるということ、だが流れているものだけが生きているのだ」 これはわたしの本棚にずっと置いておく本。