わたしたちは何のために生きているのだろうか。 「生産」していないと生きていてはいけないのか。 意味のないことを楽しみながら生きていきたい。(この本の言いたいこととは違うかも知れないけれど)

初めのうちはこの地球が「工場」だと言う主人公たちの考え方に共感しながら読んでいました。そのうち気づくととんでもない崖っぷちまで連れていかれていて、そこから突き落とされるような展開に圧倒されました。小説ってすごいなと改めて思います。

想定外の方向にどんどん展開していって、置いていかれないようにすがりつくみたいに読んだ。 この作家さんはカニバリズムを描くのが好きなのか…？？ 不思議な感情で体が覆われてる…。

色々ぶっ飛んできた。面白い。 夫が思った以上にぶっ飛んでる。 由宇は「大人」になってしまったんだなぁ、少し寂しい。

久しぶりの村田沙耶香さん。不思議な独特の雰囲気。どう展開していくのかまだ全く予想がつかない

子供の性被害の描写はフィクションでも胸糞悪い… 生きにくい奈月の姿が痛々しくて可哀想になる。家族のゴミ箱を自認しているのもきつい。

胸糞悪いのに読む手が止まらなかった